肝臓を保護するベタインが含まれる飲む血液「ビーツ」

ビーツはヒユ科フダンソウ属の根菜です。

ショ糖が多く含まれている為、甘味が少しあります。見た目は赤カブにそっくりですが、アブラナ科のカブとは全く違うものです。

ビーツはロシア料理のボルシチや煮込み料理、サラダ、ピクルスに使われます。

また糖分が多いことから甜菜の代替えとして使用されることもあります。





 

ビーツの栄養

ビーツは「飲む血液」と言われる程栄養が豊富で、食物繊維、オリゴ糖、ビタミンB群、ビタミンC、ナトリウム、カリウム、鉄分、マグネシウム、パントテン酸、ベタシアニン、ベタイン、一酸化窒素が含まれています。

ビーツには次のような健康効果に期待があります。

  • 脂肪肝、肝硬変予防
  • 糖尿病、脂質異常症予防
  • 高血圧予防
  • 冷えや浮腫み、腰痛の改善
  • 疲労回復
  • 循環器疾患予防
  • 癌予防
  • 老化予防
  • 鉄欠乏性貧血予防及び改善
  • 胎児の正常な成長をサポート


 

肝臓を保護する

ビーツは肝臓に良いとよく言われます。

これはビーツに含まれる甘味や旨味成分であるベタインによるものであり、このベタインはアミノ酸の一種です。

ベタインには肝機能を高め、肝臓に脂肪が蓄積することを防ぐ働きがあり、脂肪肝や肝硬変の予防に役立ちます。

更にベタインには糖尿病や脂質異常症、動脈硬化の予防に期待があることから、生活習慣病予防にも役立つ食品であることが言えます。

ビーツの色素成分であるベタシアニンには抗酸化作用があり、活性酸素によって中性脂肪が酸化されることを抑制することから、中性脂肪による肝機能低下を予防すると言えるでしょう。

ビーツにはアルコール代謝に関わるビタミンB1、ナイアシン、ビタミンCが含まれます。

これらの栄養素によってアセドアルデヒド分解が促進され、二日酔いを予防すると言われます。

その為、アルコールが起因する脂肪肝や肝硬変の予防にも効果的であることが言えます。

 

電解質の均衡を図る

ビーツにはナトリウムとカリウムの両方が含まれ、電解質の均衡を図り、筋肉や神経、細胞を正常に保ちます。

カリウムには体内の余分なナトリウム量を排泄する働きがあり、血圧を正常に調整する働きがあります。

また、排泄効果によって血流が促され、冷えや浮腫みの改善効果にも期待があります。

ビーツに豊富に含まれる一酸化窒素が血流の循環を促すことによって、更に血行改善を図り、疲労回復や肩こり等の症状改善効果に役立つそうです。

ビーツにはマグネシウムが多く含まれている為、カルシウムを多く含む食品と共に摂取することによって、カルシウムを骨に定着させる働きがあると言われます。

骨粗鬆症予防や骨折による怪我の修復、子供の成長に役立つ食品であることが言えます。

 

腸内環境改善

ビーツには食物繊維、オリゴ糖が含まれます。

オリゴ糖は善玉菌の餌となり、腸内の善玉菌を増やす働きがあります。食物繊維も同様に善玉菌の餌となります。

食物繊維によって腸の蠕動運動が促され、腸内に溜まった老廃物を排泄し、排便コントロールを行い、マグネシウムによって排便を促す為、ビーツには腸内環境改善効果があると言えます。

腸内環境改善によって免疫力向上や体質改善効果が期待出来るでしょう。

 

三大栄養素を代謝

ビーツにはビタミンB1、B2、B6、ビオチンが含まれ、三大栄養素の代謝に関わります。

三大栄養素の代謝には肝臓が関わり、ビーツの肝機能を高める効果は三大栄養素の代謝を円滑にし、ビタミンB群によって糖質や体脂肪エネルギーとして変換します。




 

抗酸化作用

ビーツの色素であるベタシアニンには抗酸化作用があります。

循環器疾患予防

抗酸化作用には体内のコレステロールが酸化して、血液中に酸化したLDLコレステロールや中性脂肪が増えて血管壁を傷付けることを抑制する働きがある為、動脈硬化や心疾患、脳血管疾患等の循環器疾患予防に役立てます。

ビーツの含まれるビタミンB群のうちの一つであるパントテン酸が血液中のHDLコレステロールの合成を促す為、更に動脈硬化予防に効果的であることが言えます。

癌予防

ベタシアニンの強い抗酸化作用は免疫力向上効果、ビタミンCのNK細胞活性化作用により癌予防に良いと言われます。

老化防止

抗酸化作用には、紫外線によるダメージから守る働きがある為、シミやしわの予防効果からアンチエイジング効果に期待があると言われています。

また、食物繊維やオリゴ糖による腸内環境改善作用やビタミンCによるコラーゲン生成やシミやそばかすを目立たなくする働きが老化を予防し、美肌効果に期待出来るとされています。

 

鉄欠乏性貧血予防

ビーツには鉄分、葉酸、ビタミンCが含まれています。
鉄分は赤血球の材料となり、葉酸は赤血球の核酸の合成に関わって、栄養素同士が連携しながら造血します。

ビタミンCは三価鉄を二価鉄に還元する働きがある為、鉄の吸収を促し、鉄欠乏貧血予防に役立てます。

 

胎児を正常に成長させる

ビーツに含まれる葉酸は核酸の合成に関わることから細胞分裂を正常にさせる働きがあります。

その為、胎児が正常に成長出来る働きがあり、妊娠中の方にも役立つことが言えます。

 

まとめ

ビーツについてまとめます。

  • 脂肪肝、肝硬変予防
  • 糖尿病、脂質異常症予防
  • 高血圧予防
  • 冷えや浮腫み、腰痛の改善
  • 疲労回復
  • 循環器疾患予防
  • 癌予防
  • 老化予防
  • 鉄欠乏性貧血予防及び改善
  • 胎児の正常な成長をサポート

ビーツの効能で代表的なものと言えば肝機能向上です。

肝臓は肝腎要めというように、肝臓が機能しないと三大栄養素を摂っても正常に機能出来ません。

肝臓には三大栄養素の他にも解毒や造血、胆汁生成等の役割があり、これらの働きが正常に行われないと、他の臓器にまで影響を及ぼしてしまいます。

栄養バランスの良い食事を基本としつつ、ビーツを取り入れていきましょう。


 





 
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