鯖やさんま、鰯等の青魚缶詰…実はスーパーフードだった!

魚の缶詰は生の魚よりも栄養価が高いということで健康食品として注目を集めています。

長期間保存が効くものなので、災害時におけるライフラインが使用出来なくなった際に、蛋白源として活用出来るというメリットがあります。(ただその一方で臭い対策も必要)

そして、忙しい時には蓋をあけて器に盛るだけで手軽に食べられるという利便性があります。





 

魚の缶詰のメリットとは?

魚の缶詰は何故スーパーフードと呼ばれるのか?

その理由には次の点が挙げられるからです。

  • 蛋白質が豊富でアミノ酸組成が優れている。
  • エコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸の摂取源となる。
  • 骨まで食べられる。
  • アンセリンが含まれる

 

蛋白質が豊富

魚の缶詰には鯖、サンマ、鰯、鮭等があります。

魚と言えば蛋白質の摂取源であり、肉に匹敵するほど含有量に優れ、アミノ酸スコアの高い食品です。

蛋白質と言えば体組織を作ることに欠かせない栄養成分です。

当然ながら蛋白質なくして筋蛋白合成が出来ないものです。

そしてアミノ酸の中にも筋肉の合成に関わるものや、脂肪燃焼を促進するものもあります。

筋肉を付けたいというニーズは老若男女問わず、ニーズが幅広いものです。

蛋白質にはこの他にも、酵素やホルモンとして代謝を調整する働きもあります。


 

カルシウムの補給源

魚の缶詰は封鎖された状態で高温殺菌される行程において骨も軟らかくします。

通常、切り身の魚の骨はいくら噛んでも噛み切れなく、魚の骨を取るのが苦手な人は魚を食べるのに苦労します。

しかし、缶詰となると、骨が軟らかくなって歯で噛み砕けるので喉に刺さる心配もありません。

そして骨まで食べられる最大のメリットはカルシウムが沢山摂れることです。

カルシウムは骨や歯をつくる材料となります。

ただ、魚だけではカルシウムとリンの摂取量が増えるだけなので、マグネシウムを含む食品と組み合わせると骨強化に役立てるでしょう。

 

オメガ3脂肪酸を含む


魚の缶詰にはDHAやEPAが豊富に含まれます。

これらオメガ3脂肪酸にはLDLコレステロールを減らし、HDLコレステロールを増やす働きがあり、血液をサラサラにして血液を健康にすると言われます。

血液をサラサラにする効果によって脂質異常症や高血圧症の予防に良いとされ、動脈硬化や心疾患、脳血管疾患等の循環器疾患予防に役立てることが言えます。

更に脳神経や神経細胞の維持によって記憶力や学習力をアップする上、認知症予防効果に期待があります。

このほかにもオメガ3脂肪酸には抗癌作用等様々な効能があると言われます。

そして魚の缶詰は煮汁にもEPAやDHAが含まれています。これらの効能を効率的に摂取するには缶詰めの煮汁も上手く活用することです。

オメガ3脂肪酸には脂肪燃焼を促す働きがあり、魚には良質な蛋白質が豊富に含まれます。

筋肉を作り、脂肪燃焼しやすい身体作りをする働きがあることから、ダイエットしやすい身体作りに期待があると言えます。


 

アンセリンを含む

魚類にはアンセリンが含まれます。

疲労抑制

アンセリンは抗酸化作用によって疲労回復作用があると言われています。

そして、乳酸分解促進作用によっても疲労抑制効果があると言われます。

更にアンセリンには持久力を高める働きがあるとのことです。

このようなことから有酸素運動を効率的に行うことが出来ると言え、疲労抑制効果に期待があるのです。

抗酸化作用

魚に含まれる脂質は、酸化しやすいという弱点があります。

しかし、アンセリンには抗酸化作用がある為、脂質の酸化を予防して、血中脂質の酸化を抑制する上に魚の脂質の酸化を抑えられます。

このような側面からも、魚の缶詰めは、循環器疾患予防に寄与すると言えるのです。

尿酸値の上昇抑制

また、アンセリンには、尿酸の排泄を促進する働きがあります。

尿酸の原因となるプリン体は、体内でも合成されます。

いくらプリン体を含む食品を制限しても、尿酸値が下がらない場合があります。

尿酸値といえば痛風がよく知られています。

しかし、尿酸値が高くなると、腎不全、高血圧症、動脈硬化、胆石症などの発症リスクも伴うのです。

アンセリンは、尿酸の排泄を促進する以外にも、プリン体の生成を抑えるとも言われることから、尿酸の生成を抑制することに期待があります。




 

衛生面、BPA、水銀の問題

魚の缶詰は衛生面やBPA、水銀について懸念されるかと思われます。

衛生面

魚の缶詰は長期保存が可能ですが、動物性食品なだけにあって衛生面が非常に懸念されることかと思われます。

缶詰に加工する際、原材料となる魚は食用とならない部分は取り除かれ、缶内に入れた後空気を抜いて封をします。

殺菌温度や時間や内容によって異なりますが、魚の場合は120℃で約1時間高温殺菌されます。

この加熱殺菌はボツリヌス菌の繁殖防止の為に行われますが、大腸菌は魚に良く見られる腸炎ビブリオは熱に弱い為、高温処理することによって殺菌されます。

これら缶詰に用いられる海の魚はアニサキスを持っている場合が少なくありません。

アニサキスも熱によって処理が可能なので、缶詰によるアニサキス中毒の心配は殆どないでしょう。

BPA

缶詰には魚に限らすビスフェノールA(BPA)という成分が問題視されています。

このBPAにはホルモンバランスを崩すことによって、乳癌、子宮内膜症、前立腺癌、甲状腺機能障害等に罹患するリスクがあると言われます。

成人している人にはそれほどの影響はないそうですが、高齢者や子供は影響を受けやすいと言われます。

身体に良いからと言って何が何でも毎日食べなくてはいけないというわけではありません。

水銀による影響

魚というと水銀のことが心配でしょう。

魚に含まれる水銀量は、食物連鎖による影響がある為、特に大型の魚の場合は水銀量がそれだけ多く含まれていると言えます。

鮭や鯖、いわし、さんまといった魚は、マグロやカツオに比べると小型なので、それほど水銀の心配はないでしょう。

とは言っても、有害物質の摂取が少なくても、長期的には蓄積してしまうものです。

身体に蓄積しないためには、普段から身体を動かして汗を流したり、腸内環境を整えて排便リズムを整え、排泄が円滑に行える身体の環境づくりが必要となります。

 

注意点

魚の缶詰を摂る時は以下の点に気を付けましょう。

腸管トラブル

魚の缶詰は動物性食品ということから蛋白源として優れていますが、消化管での消化に時間がかかるというデメリットがあります。

どちらかと言えば肉より魚の方が消化が良いですが、缶詰を一缶そのまま食べてしまうと便秘を起こしやすくなります。

また、脂肪分が多い食品なので、腸閉塞等の腸管系疾患に罹患している場合は、お腹をこわすことがあるので、この場合は摂取を控えておきましょう。

蛋白制限

腎不全によって腎機能が低下している場合は、更なる悪化防止の為に蛋白制限が必要となる場合があります。

肝硬変非代償期の場合、血中アンモニアが上がり、昏睡などの深刻な症状を引き起こす為、蛋白制限をするように指示されることもあります。

もし、医師からそのような指示を受けた時は、一度に食べる量を更に控えます。

塩分の過剰摂取

缶詰には水煮缶や味付け缶があり、缶詰の煮汁にも栄養分がありますが、味付け缶詰は非常に濃い味付けを去れている為、煮汁まで摂取すると塩分を摂り過ぎてしまいます。

魚の缶詰にはHDLコレステロールを増やす働きがあり、循環器疾患予防に良いと言われますが、味付け缶詰の場合は煮汁まで摂取することにより、塩分が過剰摂取となり、血圧を上げ、脳梗塞や心疾患を引き起こすリスクを上げてしまいます。

その為、缶詰を選ぶなら、水煮缶をお勧めします。

脂肪制限

魚の缶詰は良質な脂が含まれていますが、胆石症や膵炎等の疾患によって医師から脂肪制限の指示を受けている時は、摂取を控えます。

 

まとめ

魚の缶詰のメリットについて最後にまとめます。

  • 蛋白質が豊富でアミノ酸組成が優れている。
  • エコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸の摂取源となる。
  • 骨まで食べられる。
  • アンセリンが含まれる

健康効果に優れた魚の缶詰ですが、魚の缶詰をひたすら摂ることよりも、バランスの良い食事を心がけた中で普段の食事に取り入れていきましょう。

 




 
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