番茶はほうじ茶と間違えられやすいですが、番茶は旬を過ぎたお茶のことを言います。
番茶の製品価値は低いと言われますが、煎茶とは異なった魅力があります。
番茶には「秋冬番茶」と「三年番茶」があります。
番茶はカテキンが豊富で、且つカフェインの含有量が少ないのです。
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秋冬番茶
秋冬番茶の魅力的なところはポリサッカノイドが含まれていることです。
ポリサッカノイドは、一部の植物の細胞壁に存在する物質です。
ポリサッカノイドは多糖類の一つであり、血糖値を下げたり、免疫力を向上させます。
三年番茶
三年番茶は炒り上げた番茶を三年間熟成させ、さらに焙煎したものを言います。
マクロビオティックではお勧めのお茶であり、唯一陽性のお茶です。
陽性食品の大きな特徴として、身体を温める働きがあります。
三年番茶は梅醤番茶としても用いられ、手当に活用されています。
緑茶同様に茶葉を使用しますが、その茶葉は根本に近い部分から摘み取ります。
野菜の中でも陽性と呼ばれるものには、人参やごぼうといった根菜類や、玉ねぎやキャベツといった低い場所で育つものが栽培されます。
身体を温める為、冷えから身体を守ったり、新陳代謝を高めてくれます。
そして、元々茶葉が原材料となるため、カテキンが含まれ、肥満予防や感染症予防、殺菌作用に期待があります。
カフェインが少ないため、夜に飲んでも睡眠を妨げる心配がありません。
梅醤番茶
梅醤番茶は番茶に擦り下ろした梅干と醤油を加えて召し上がるものです。
梅醤番茶は次のような目的で用いられます。
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梅しょう番茶には次のような症状の改善に期待があります。
二日酔い、貧血、膀胱癌による出血、炭疽菌、脳震盪、便秘、糖尿病、冷たいもののや乳製品の摂り過ぎによる下痢、消化器系疾患、失神、疲労、低血糖、便秘を伴う頭痛、白血病、前立腺癌による痛み、胃疾患、ストレス、子宮癌等 |
番茶に醤油と梅干を加えて飲用することから、醤油の発酵食品としての働きや、梅干に含まれるアミグダリン、ムメフラール、バニリン等の効能を享受出来ることに期待があります。
まとめ
ほうじ茶と間違えられやすい番茶ですが、梅醤番茶として召し上がる場合は、薬効に期待があり、コスパ良く症状改善や健康維持に活用出来ます。
カフェインが少なめなので、胃腸への負担も軽いので、断食中の水分補給に活用したり、消化器に不調が見られる時の水分補給になります。
お茶の葉は、ネオニコチノイドが問題になっているので、選ぶのであれば農薬のことを考えながら商品選択しましょう。