砂糖より100kcalカロリーが低い甘味料「メスキート」

メスキートは砂漠緑化の為に持ち込まれた外来種でありますが、元々はアメリカ南西部が原産であり、マメ科の常緑低木に属します。

メスキートは地中置く深くに根を張り、厳しい環境の中で育つことが出来る位の強い生命力を持っており、耐熱性及び強い繁殖力があります。

メスキートは豆と鞘の部分が食用となっており、豆の入った鞘を収穫後、乾燥して粉末状となったもの主流であり、スーパーフードとして位置付けられています。





 

メスキートの栄養

メスキートは香ばしい甘さがあり、甘味料の代替えとして使用されます。またグルテンフリーであることから小麦粉の代替え品としても活用出来ます。

メスキートには蛋白質、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄分、カリウム、食物繊維が含まれています。

メスキートのメリットには次の点が挙げられます。

  • 砂糖より低カロリーで低GI
  • 食物繊維が多い
  • 体組織の構成に関わる
  • 浮腫み解消

 

砂糖より100kcalカロリーが低く低GI

メスキートは香ばしい甘さがあるものの低GI食品です。

元々マメ科の植物なので栄養組成は豆類の方が近く、食物繊維が豊富に含まれています。100gあたりのカロリーは約260kcal位であり砂糖の384kcalに比べると100kcalの差があります。

GI値は白砂糖の109に対しメスキートは25前後と言われます。

その為、食後に血統が急激に上がることを防ぐことが出来、インスリンの材料となる亜鉛の含まれている為、糖尿病に良いとされています。

 

食物繊維が豊富

メスキートは食物繊維が豊富に含まれていることから、プレバイオティクスとして善玉菌の餌となり、腸内環境を改善する働きに期待があります。

その為、便秘解消や腸内に溜まった老廃物を排泄する働きがあります。また、腸管からの余計な糖の吸収を抑える為、糖尿病の予防に有効的であることが言えます。

発酵食品と一緒に摂ると発酵食品から得られる善玉菌を増やす為、更に腸内環境改善効果を高め、排便コントロールの他にも免疫力増強、太りやすい体質の改善等の効果も期待出来ます。

 

蛋白質、ミネラルが身体の構成に関わる

メスキートには蛋白質や亜鉛、鉄分といった身体を構成する栄養素が含まれています。

カルシウムやマグネシウムも含まれ、カルシウムは骨や歯の成分に必要な栄養素であり、マグネシウムはカルシウムを骨に定着させます。

鉄分は赤血球の材料となる為、貧血予防に効果的です。

亜鉛は髪や皮膚の栄養となり、細胞分裂に関わります。

蛋白質と一緒に摂ることによって皮膚の栄養となり、傷の治りを早める効果が期待出来ます。

 

浮腫み解消

メスキートにはカリウムが含まれています。

カリウムはナリウムとともに電解質の均衡を図り細胞を正常にさせます。

ナトリウムが過多な時は体内の余計なナトリウムを体外に排出する働きがある為、血圧を正常値に調整する働きがあると言えます。

また、カリウムによって老廃物を排泄する為、浮腫み解消に効果的であると言われ、更に血流を促します。

 

注意点

メスキートを使用する際には以下の点に注意しましょう。

アレルギー

メスキートはパウダーに加工する場合、乳製品や豆類等その他アレルゲンを取り扱う製造工場で加工される場合があります。

購入の際にはアレルゲンを取り扱っている工場内で加工されているのか確認し、アレルギー症状が心配なようであれば使用は避けた方が良いでしょう。

メスキートの花粉にはアレルゲンがある為、摂取した際にアレルギー症状が出る場合は摂取を避けたり、医師に相談してみることをお勧めします。

また、1歳未満の乳幼児に与えるのも避けた方が良いでしょう。

腸閉塞

メスキートは食物繊維が豊富な食品です。

但し、腸閉塞に罹っている場合は食物繊維の摂取がデメリットとなります。

腸閉塞に罹ると腸管の神経障害によって腸管が正常に正常されなかったり、腸管そのものが閉塞しています。

食物繊維を多く含む食品を食べることによって腸管を詰まらせやすくなり、腸管を詰まらせることによって腹部膨満や嘔吐の症状を訴えることがあります。

 

まとめ

メスキートについてまとめます。

  • 砂糖より低カロリーで低GI
  • 食物繊維が多い
  • 体組織の構成に関わる
  • 浮腫み解消

メスキートは小麦粉の代用品として活用出来、蛋白質やミネラルも採れる上にグルテンフリーであることから、小麦粉よりメリットがあると言えます。

ただ、ケースによってはデメリットとなることも知っておきましょう。

 
栄養相談、サポート詳細
 

関連記事

最近の記事

  1. CPPと石灰化

  2. ダイエットをするのなら体重を40kg代前半になるまで落としましょう…という危険なダイエット

  3. 大豆の大量摂取が甲状腺に影響を及ぼす…ゴイトロゲンとは?