カテキン、ポリフェノールが豊富で食物繊維が摂れるモチノキ科のお茶「マテ茶」

マテは主にブラジルやアルゼンチン、パラグアイで生産されるモチノキ科の植物です。

マテ茶は、その葉や枝を、乾燥、粉砕、精製したものが用いられます。

マテ茶はビタミンやミネラルが豊富なことから「飲むサラダ」と呼ばれています。





 

マテ茶の栄養と健康効果

マテ茶にはカルシウム、マグネシウム、鉄分、マンガン、亜鉛、ケンフェロールが含まれ、お茶類の多くに含まれるタンニンやカフェインの含有量は少な目です。

カフェイン含有量はコーヒーのおよそ1/4量となります。

緑茶にすればカテキンが豊富に含まれ、紅茶にすればポリフェノールが豊富に含まれます。

ビタミン類はビタミンA、ビタミンB群が含まれます。

この他にも食物繊維が含まれます。

マテ茶には次のような健康効果に期待があります。

  • 循環器疾患予防
  • 癌予防
  • シミやしわの予防
  • 殺菌作用、感染症予防
  • 疲労抑制
  • ストレス軽減
  • 腸内環境改善

抗酸化作用

マテ茶にはポリフェノールが含まれることから、抗酸化作用によって心疾患、脳血管疾患、癌、老化を予防することに期待があります。

殺菌作用、感染症予防

マテ茶を緑茶で摂ると、カテキンを摂取することが出来ます。

カテキンには殺菌作用や抗菌作用があり風邪などの感染症から身を守ります

感染症だけではなく、虫歯や食中毒の予防にも役立つのです。

疲労抑制

マテ茶にはビタミンB群とマグネシウムが含まれます。

これらの栄養成分は、エネルギー代謝時の補酵素として働き、エネルギーが燃焼されることをサポートします。

ケンフェロールはビタミンB1と結びついて、疲労回復を促します。

そのため、運動時における疲労を抑制する上に、ダイエットを効率的に行うことに期待があります。

カルシウムは酸性に傾いた血液をアルカリに傾けるため、マテ茶は倦怠感を改善することに期待があります。

ストレスの軽減

マテ茶に含まれるカルシウム、マグネシウム、ナイアシンには興奮抑制作用があります。

マグネシウム、鉄分、ビタミンB6はセロトニン生成に必要となります。

マテ茶だけだけで精神安定を図るわけではありませんが、普段から健康的な食事を心がけた上でマテ茶を飲用すると、ストレスを軽減することに期待があるでしょう。

腸内環境改善

マテ茶は飲料に限らず食物繊維が含まれます。

食物繊維はマテ茶にだけに依存するのではなく、食事から発酵食品や食物繊維を摂ることも心がけましょう。

 

注意点

マテ茶はコーヒーや緑茶、ウーロン茶に比べるとカフェインが少なめです。

しかし、子供や妊娠中の方は、控えておいた方が安全です。

 
栄養相談、サポート詳細
 

関連記事

最近の記事

  1. ダイエットをするのなら体重を40kg代前半になるまで落としましょう…という危険なダイエット

  2. 大豆の大量摂取が甲状腺に影響を及ぼす…ゴイトロゲンとは?

  3. 強い抗酸化作用が秘められる「チコリ酸」