アンチエイジング効果と生活習慣病予防に期待の成分「ノビレチン」

ノビレチンはシークワーサーやシークニンなどの柑橘類に含まれております。

ノビレチンを含む食品は「シークワーサー」が有名ですが、鹿児島県の徳之島で栽培されている「シークニン」にもノビレチンが含まれています。

ノビレチンはフラボノイドの一種であり、抗酸化作用、免疫力、アンチエイジング、抗癌作用など様々な効果があると言われています。





 

ノビレチンの効能とは?

ノビレチンには次のような働きがあると言われます。

  • アンチエイジング
  • 炎症抑制
  • 脂質代謝促進
  • 肥満予防
  • 糖尿病予防
  • 抗アレルギー
  • 認知症予防
  • 癌予防
  • 冷えの解消

 

アンチエイジング

ノビレチンは皮膚や肌の代謝促進、皮脂分泌の調整、炎症抑制、しわの予防及び改善といった美容、美肌効果があるることから、アンチエイジング効果があると言われています。

 

肥満をはじめとする生活習慣病予防

ノビレチンには脂肪細胞縮小及び燃焼促進、代謝改善効果があると言われています。

エネルギーを過剰摂取してしまうと、細胞は周囲の脂肪を取り込んでしまい肥大化してしまいます。

特に内臓脂肪は細胞の肥大化によって腹囲を中心に付いてしまいます。

ノビレチンには肥大化した脂肪細胞を縮小することにより、内臓脂肪を減少させることを可能にするとのことです。

更に脂肪燃焼促進や代謝改善を図る為、更にダイエット効果が高まります。

また、内臓脂肪を減少することによって、生活習慣病の改善にも繋がります。更にアミノ酸やビタミンB群、マグネシウムと一緒に摂取し、身体を動かすことを心がけると、メタボリックシンドロームをはじめとする生活習慣病の改善を助長します。

ノビレチンには脂肪細胞によって分泌されるアディポネクチンの分泌を促進させる働きがあります。

アディポネクチンには動脈硬化抑制効果及びインスリン感受性亢進効果があり、食後に血糖値が上がる時に分泌されるインスリンの効き目を良くする働きによって、適切なインスリン量によって食後の急激な血糖値上昇を抑えます。

これによって糖尿病の予防につながります。

また、インスリンは太るホルモンとも呼ばれ、インスリン感受性が低いと、インスリンを分泌しても血糖値下降に影響を与えづらくなります。そうするとインスリンは更に分泌し、その結果体重増加を招いてしまうのです。

 

抗アレルギー

ノビレチンにはヒスタミン放出といったアレルギー発症への対処が出来る物質なので、抗アレルギー効果が期待されます。

また、慢性的炎症を抑制する働きもあるので、蛋白質を活性化して、痛みや炎症を鎮静させる効果効能も期待されています。

 

認知症予防

ノビレチンにはアミロイドβの減少、沈着抑制をさせることが出来るのでアルツハイマー型認知症予防効果があると言われています。

また、神経細胞進展に重要なシグナル細胞情報伝達分子活性化させることが出来ると言われています。




 

癌予防

ノビレチンには高脂肪食による血管新生促進や癌細胞増殖を抑える働きがあります。

この作用によって、癌細胞のアポトーシスを抑制して癌細胞の成長を抑えます。

更に転移に関わるマクロファージの増加を抑制するとも言われています。更にリンパ転移を抑制したとの報告もあります。

つまりノビレチンには「癌細胞の成長を抑制」「癌細胞の転移を抑制」する働きがあることが証明されています。

 

血流促進

ノビレチンには血流改善や血圧上昇抑制効果もあるので、高血圧予防冷え性改善に非常に有効と言えます。

 

1日当たりの摂取量

ノビレチンの1日あたりの目安摂取量は10㎎程度です。

ノビレチンは果実の皮の部分に多いので、より確実に効率的に摂るには果皮を含む100%ジュースから摂取することをお勧めします。

 

まとめ

ノビレチンの働きについてまとめます。

  • アンチエイジング
  • 炎症抑制
  • 脂質代謝促進
  • 肥満予防
  • 糖尿病予防
  • 抗アレルギー
  • 認知症予防
  • 癌予防
  • 冷えの解消

シークワーサーやシークニンは、あまり口にする機会がないかもしれません。

柑橘類の摂取はノビレチンの摂取にも繋がりますし、ビタミンCもしっかり摂ることが出来ます。

果物を食べるのが面倒なのであればジュースで摂る方法もありますが、その際は生の果汁から作られたものを選び、果皮を含む100%のものを選びましょう。

 
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