豆腐の1.5倍のレジスタントプロテインを含む「高野豆腐」

高野豆腐の起源は鎌倉時代に遡ります。

高野豆腐の始まりには諸説があり、豆腐が真冬の寒さによって凍ってしまい、それを翌日溶かして食べてみたら美味しくて食感が良かったため、高野豆腐を食べる食文化が始まった説及び、中国から弘法大師が持ち帰ったという説があるそうです。

高野豆腐は蛋白源でありながら五大栄養素が含まれます。また、注目の成分である「レジスタントプロテイン」が豆腐の1.5倍含まれています。





 

高野豆腐の栄養

高野豆腐には、蛋白質をはじめ、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄分、銅、亜鉛、マンガン、αリノレン酸、リノール酸、食物繊維、レジスタントプロテインが含まれています。

高野豆腐には以下のようなメリットがあります。

  • 蛋白源でありながら腸内環境を整える
  • 生活習慣病予防
  • 骨形成
  • 造血作用

 

アミノ酸が豊富

高野豆腐の主成分は「畑の肉」と呼ばれる大豆が50%占めています。

大豆は植物性食品の中でもアミノ酸スコアが高く、必須脂肪酸全てを含み、動物性食品に匹敵する程です。

蛋白源でありながら腸内環境を整える

蛋白質の供給源として動物性食品は一番手っ取り早いですが、動物性食品は消化に時間がかかり、胃などの消化管の停滞時間が長くなってしまい、便秘になりすくなる食材の一つです。

更に動物性食品は悪玉菌を増殖させます。

悪玉菌が増殖すると、日和見菌までもが悪玉菌に変化し、腸内環境が悪化する為、下痢や便秘の原因になったり、腸内が汚れることによって太りやすい体質になったり、免疫力低下や腸管内の食中毒菌がバクテリアルトランスロケーションによって他の臓器に危害を与える等して、身体に悪影響を及ぼします。

高野豆腐に限らず、蛋白源として植物性のものを取り入れることによって、腸内環境悪化予防に繋げられていきます。

高野豆腐には食物繊維が豊富であり、水溶性と不溶性の食物繊維をバランス良く含みます。

不溶性食物繊維は腸の蠕動運動を促し、排便を促します。

そして善玉菌の餌となることによって善玉菌の数を増やし、腸内環境を改善します。

その為、腸内に溜まった老廃物を排泄する働き排便コントロール効果、腸内環境改善による太りやすい体質の改善や免疫力アップ等の効果に期待があります。

食物繊維による生活習慣病予防

不溶性食物繊維には腸管からの余分な糖の吸収を抑える働きがあります。

糖の吸収が抑えられると血糖値上昇抑制中性脂肪の体内蓄積防止、糖の吸収阻害による肥満予防効果等、様々な効用が得られることが言えます。

水溶性食物繊維は、腸管からの糖の吸収抑制及び、体内の余分なLDLコレステロールや中性脂肪を排出する働きがある為、生活習慣病予防効果に期待が出来ます。

注目の成分「レジスタントプロテイン」とは

高野豆腐に含まれる「レジスタントプロテイン」は豆腐の1.5倍もあります。

このレジスタントプロテインは食物繊維と同様の働きをするのです。レジステントプロテインは小腸で吸収されずに大腸にまで行き届く為、腸内環境を整える働きをします。

 

良質な脂質による生活習慣病予防

高野豆腐等の大豆製品には脂質がある程度含まれていますが、大豆類に含まれる脂質は植物性であり、LDLコレステロールや中性脂肪の上昇の心配がありません。

高野豆腐にはオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸が6:1という比率で含まれており、割とバランス良い割合で配合されています。

少し、オメガ3脂肪酸を含むオイルや青魚と一緒に摂ると脂肪酸の比率はもっと理想的になるでしょう。

オメガ6脂肪酸にはLDLコレステロールを減らして、HDLコレステロールを増やす働きがあります。

腸内環境改善作用もあり、脳内物資に必要なアラキドン酸も産生します。

オメガ3脂肪酸はオメガ6脂肪酸同様にLDLコレステロールを減らして、HDLコレステロールを増やす働きがあります。

生活習慣病予防に欠かせない脂質であり、身体の全体に必要な脂肪酸です

このほかに脂肪燃焼効果や記憶力や学習力を高める働き、加齢性黄斑変性症予防肝臓癌予防等の効果もあると言われます。

更にレジスタントプロテインがコレステロールを調整します。

 

ミネラルが豊富

高野豆腐にはカルシウム、マグネシウム、リン、鉄分、銅、亜鉛、マンガンを豊富に含みます。

骨の形成にカルシウム、マグネシウム、リン、血液を作るのに鉄分、銅、皮膚の形成に亜鉛というようにミネラル不足を補うのに大事な役割があります。




 

女性ホルモン様作用

高野豆腐は原料が大豆から出来ており、大豆イソフラボンが多く含まれています。

更年期の症状は種類が数多く、症状も人によってそれぞれですが、ゲニステインの摂取によって骨粗鬆症予防やLDLコレステロール値の上昇抑制効果があると言われています。

ただ、大豆を摂取しても更年期における不調が改善されないケースもあります。

これは大豆イソフラボンの中のダイゼインがエクオールを産生出来ないケースであり、このエクオール生産菌は持っている人と持っていない人がいます。

エクオールが産生出来ない場合はサプリメントで摂取する方法があります。

イソフラボンには美容効果もあると言われ、抗酸化作用によるシミやしわ、たるみの予防、肌のターンオーバー促進、肌の炎症予防、美白、コラーゲン増加等があります。

更年期になると骨吸収と骨生成のバランスが崩れます。

高野豆腐には骨や歯の成分となるカルシウムやリンと骨にカルシウムを定着させるマグネシウムが含まれている為、骨粗鬆症の予防に良く、骨の成長は怪我の防止にも良いとされています。

いずれにしろ、エクオール生産をもっていない場合、これらの効能が発現されないと言われます。

 

注意点

高野豆腐を含む大豆製品は栄養豊富な食品ですが、食べ過ぎは却ってホルモンバランスを乱してしまいます。

イソフラボンの摂りすぎは逆効果

イソフラボンの1日あたりの目安摂取量は70~75mgと食品安全委員会で定められています。

イソフラボンの摂り過ぎはホルモンバランスの乱れによって自律神経や月経リズムを乱してしまいます。

また、せっかくの美容効果も台無しにしてしまいます。

妊娠中の方や子供はサプリメントや特定保健食品からイソフラボンを摂るのは避けた方が良いでしょう。

摂りすぎは却って便秘に

大豆は食物繊維が多いことから、摂り過ぎは却ってお腹を壊してしまいます。

食物繊維やマグネシウムは、水分を摂ることによって排便を促す為、水分の摂取量が少ないと、却って便秘を起こしやすくなります。

自律神経に乱れによる便秘を引き起こすリスクもあります。

 

まとめ

高野豆腐についてまとめます。

  • 蛋白源でありながら腸内環境を整える
  • 生活習慣病予防
  • 骨形成
  • 造血作用

高野豆腐は原料が大豆であることから、低カロリーでヘルシーな蛋白源である上に、レジスタントプロテインによる健康効果に期待が大きいです。

高野豆腐の適正量は1日16gとなっており、これだけで十分な栄養を補給することが可能です。

 


 
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