品質保持を選ぶか?動脈硬化や心疾患、癌の予防を選ぶか?危険な食品添加物と言われる「酸化防止剤」

食肉加工品やペットボトル飲料を購入する際に、原材料にビタミンCの表示がされていることを見るかと思います。

しかし、このビタミンCは栄養素としての働きではなく、酸化防止剤として用いられています。

この酸化防止剤はビタミンCの他にも、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、亜硝酸ナトリウムが食品添加物で用いられています。

亜硝酸ナトリウムについては下記のリンクからご覧になって下さい。





 

ビタミンC

ビタミンCは別名「アスコルビン酸」と呼ばれています。

アスコルビン酸にはL型とD型が存在します。

一般的に言われるビタミンCはLアスコルビン酸です。

アスコルビン酸の他にアスコルビン酸Naがありますが、これらは別のものです。

アスコルビン酸NaもビタミンCと見なされますが、アスコルビン酸が過酸症を起こす一方、アスコルビン酸Naは過酸症を起こしません。

その為、アスコルビン酸Naはサプリメントに用いられます。

しかし、安いサプリメントの場合、合成添加物が用いられている場合があります。

中には中国産のものを用いている場合もあります。

この合成添加物は抗酸化作用がなく、寧ろ活性酸素を発生させて、動脈硬化や心疾患、癌のリスクを高めてしまいます。

 

BHT

BHTは合成酸化防止剤の一つです。

BHTは脂溶性であり、食品や化粧品等に使われます。

しかし、BHTは発癌性や変異原性、催奇形性が疑われています。

 

BHA

BHAも酸化による変質を防ぐために用いられています。

食品や化粧品の他にもドッグフードに用いられています。

ドッグフードに酸化防止剤が使用される理由は、ドッグフードに含まれる脂質が空気や光によって酸化し、風味が落ちるからです。




 

天然由来のもの

酸化防止剤には天然由来のものが使用されている場合もあります。

ローズマリー抽出物、カテキン(緑茶抽出物)、トコフェノール、クエン酸が該当し、これらは栄養成分の性質を利用して酸化を防止します。

 

まとめ

酸化防止剤には危険な食品添加物との声もあります。

合成されたもの、天然由来のものと様々ですが、安全性は目に見えないものなので、何処まで安全なのかは判断が難しいところです。

いずれも普段から加工商品を摂ってれば身体に蓄積するため、出来るだけ自炊生活を心がけることが弊害を軽減することに繋がるでしょう。

 
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