当たり前のように食べている「白砂糖」は身体も心も蝕む食材

砂糖と言えば精白された白砂糖が当たり前であり、市販品の殆どに使用されています。

甘いものが好きな人は料理に砂糖を多めに使い、甘めに仕上げているでしょう。

一方、健康志向の方が増えてきている中で黒糖や甜菜糖をキッチンに置いている場合もあるでしょう。

確かに甘味料は未精白の方がベターと言えます。

何故、白砂糖がデメリットなのか、この理由を挙げます。





 

白砂糖が精製されるまで

砂糖はサトウキビ、甜菜、サトウモロコシを原料としています。

これらの原料を白砂糖に加工するには不純物を取り除き、煮詰めて甘い汁を搾り取る作業を何度も繰り返して精製します。

この精製の過程において本来砂糖に含まれているミネラルが失われてしまいます。

そして、砂糖は生成されると分子が細かくなります。分子が細かくなると体内に吸収されやすくなります。

白砂糖には2つの精製方法があります。

白砂糖は精製される時に化学物質で処理されていると言われています。この化学物質は苛性ソーダや硫酸が用いられています。

もう1つの精製方法は、石灰乳と炭酸ガスを用いてイオン交換装置で不純物等を取り除いて遠心分離機にかける方法です。

白砂糖はお勧め出来る甘味料ではありませんが、安全面の観点から、白砂糖を選ぶ時は後者を選んだ方が良いでしょう。

 

白砂糖のデメリット

白砂糖のデメリットは以下の通りです。

  • 血糖値を急激に上げる
  • 虫歯や歯周病にかかりやすい
  • 感情のコントロールがきかなくなる
  • 肝機能障害や糖化を招く
  • 腸内環境悪化
  • 骨を弱くする
  • メンタルヘルスの悪化
  • 癌の進行
  • 快楽物質による追い打ち

 

血糖値を急激に上げる

白砂糖はショ糖と果糖が合わさった状態となっています。

ショ糖は体内で急速に取り込まれやすくなり、血糖値を急激に上げてしまいます。

そして血糖値が高くなった後、血糖値の下降が急激に行われ、血糖値が下がると空腹感を訴えます。

血糖値が上がるとインスリンを多く分泌しないと血糖値下降に間に合わない為、インスリンを多く分泌しなければなります。

血糖コントロールが困難になることによって糖尿病のリスクが高くなる上、インスリンやグルカゴンが膵臓で何度も分泌を繰り返すことによって、血糖コントロールが困難な状態に陥り、インスリンの投与が欠かせない状況に陥ります。

このように血糖コントロールが困難な場合、極端に高血糖を起こしてしまったり、その逆に低血糖を起こして昏睡状態に陥ることがあります。

また、高血糖は糖尿病の合併症リスクを高めます。

白砂糖の摂取は血糖値や中性脂肪が上がりやすいことから、血液をドロドロにしてしまいます。

 

感情のコントロールがきかなくなる

血糖値が低くなると血糖値を上昇させる為にアドレナリンが分泌されます。このアドレナリンの過剰分泌によって思考力の低下や集中力が減退します。

そしてミネラルが全く含まれていない上に、白砂糖の摂取によってカルシウムを失いやすいことから、怒りに対する抑制が効かなくなり、キレやすくなります。

 

虫歯や歯周病にかかりやすい

砂糖が虫歯や歯周病に良くないことはご存じでしょう。

砂糖は口腔内の菌に分解されることによって口腔内を酸性にします。

特に酸素が少ない環境下で産生される菌は、歯肉を攻撃して体内に侵入しようとすることに身体が抵抗します。

この一種の抗原抗体反応のようなものによって歯肉から炎症や出血の症状が見られるようになります。

このように歯周病にかかってしまうと、毒性を持った物質が歯肉から体内に入り、全身に悪影響を及ぼしてしまいます。

その結果、糖尿病や肥満、脳血管疾患、心筋梗塞、出産トラブルを引き起こすと言われます。

 

肝機能低下

果糖は血糖値を急激に上げないものの、吸収された9割は肝臓に貯蓄されます。

ところが、白砂糖を過剰に摂取してしまうと、肝臓に蓄えられた中性脂肪が過剰となってしまい、肝硬変や非アルコール性肝硬変に至ってしまいます。

 

糖化の進行

砂糖の過剰摂取は糖化を進行させてしまいます。

砂糖はただでもGI値が非常に高い食品です。

砂糖はショ糖と果糖が混ぜ合わさっており、果糖によってもAGEsを発生させます。

何故なら、果糖は還元性が強いからです。

糖分が脂肪や蛋白質と結合することによって糖化反応を起こし、体内にAGEsが酸性されると、糖尿病の合併症及び症状悪化を招いてしまう上、骨粗鬆症や老化を引き起こしてしまいます。

ただでも糖尿病になりやすい白砂糖は、糖尿病の悪化を進行させてしまう食品なのです。




 

腸内環境悪化

白砂糖の摂取は胃や十二指腸の蠕動を止めてしまいます。

この糖反射によって消化器が数十分から1時間程停止してしまいます。

消化器が機能しないと、胃に入った食物は消化されずに停滞されてしまう為、胃の中に留まってしまいます。胃の中に留まった食物はやがて腐敗してしまいます。

消化しきれなかった糖や腐敗した食物は悪玉菌の餌となってしまいます。

悪玉菌が増殖すると、長い期間滞在している食物が腐敗することによって腸内環境が悪化してしまい、下痢や便秘の他に免疫力低下や太りやすい体質を作ってしまいます。

また、悪玉菌によって腸内が汚染されると、癌細胞を増殖させ、病状の悪化を進行させてしまいます。

また腸内に腐敗菌が増えるとバクテリアルトランスロケーションによって他の臓器に腐敗菌が移行してしまい、臓器の機能を衰えさせてしまうと言う危険性もあります。

人の腸内にはカンジタ菌が常在しています。

カンジタ菌は非常に砂糖を好みます。

砂糖の摂取がカンジタ菌を異常増殖させ、身体に悪影響を及ぼしてしまいます。

カンジタ菌はカビの一種ですが、腸管にカンジタ菌が以上増殖することによって腸内環境が乱れます。

このカビが生えた状態になると常に糖質が欲しくなる状態に陥ります。

また、内膜の細胞の破壊によってリーキーガット症候群を引き起こしてしまい、アレルギーや鬱などを発症すると言われます。

カビからアルコールが発生すると、酒に酔った時の症状が現れるそうです。


 

骨を弱くする

白砂糖は骨を弱くすると言われています。

カルシウムには酸性になった身体をアルカリ性に傾ける働きがあります。

この中和によって体内のカルシウムが多く使われます。

そしてカルシウムの必要量が多くなると、骨や歯を溶かしてでも中和に利用されます。

また、糖化によって全身がサビだらけとなり、そのサビは骨も同様です。

錆びた骨はもろくなり、コラーゲンの沈着阻害が更に輪をかけて、骨折を起こしやすくなります。

その為、砂糖は骨を弱くしてしまいます。

 

癌細胞を増殖

砂糖は身体を酸性に傾けます。

癌細胞は酸性環境において増殖するという性質があります。

また、糖から産生された乳酸が癌細胞の餌となる為、酸性環境において更に活発化してしまいます。

 

メンタルヘルスの悪化

白砂糖の摂取はドーパミンの分泌を促します。

ドーパミンによって多幸感が生まれます。

ドーパミンの分泌は適度に分泌されているのなら問題はありませんが、過剰に分泌が行われると感情の起伏が激しくなり、人を思いやる事が出来なくなる為、自分勝手になります。

血糖値の乱高下によって低血糖を起こすと、幻聴や幻覚の症状が表れやすく、統合失調を起こしやすくなります。

 

快楽物質による追い打ち

ドーパミンの過剰分泌は、概日リズムを崩してしまいます。

概日リズムが崩れると、食生活も乱れてしまいます。

生活習慣病の原因は、食事内容ばかりではなく、喫食時間も影響します。

深夜に高カロリー食品を食べていれば、内臓脂肪として蓄積されやすくなります。

この状況で糖尿病に罹ると、更に自身の食欲をコントロールすることが困難になります。

空腹感と、概日リズムの乱れによって、常に食欲に襲われながら日常生活を送ります。

白砂糖と言えば、糖尿病に罹るリスクが非常に高い食品であり、生活リズムが崩れれば、糖尿だけではなく、肥満をはじめとする生活習慣病を引き起こしてしまいます。

糖分によって血液中の中性脂肪が増え、血液はドロドロになり、動脈硬化によって血管が詰まりやすくなり、やがては、心筋梗塞や脳梗塞へと至ることさえあります。

高血糖や糖化によって、糖尿病の合併症に至ったり、中性脂肪が増えて脂肪肝を起こしたり、激しい血糖値の乱高下によって、インスリン分泌作用が正常に行われなくなるなどして、身体の至るところの臓器を痛めつけてしまいます。

脳梗塞をおこしてしまえば、要介護状態の生活を余儀なくされます。

このように、ドーパミンの過剰分泌によって抑制の利かなくなった状態から抜け出すには、相当強い意思がない限り、この状況を乗り越えるのは無理があるでしょう。


 

白砂糖が唯一役に立つのは?

唯一砂糖が役に立つのは酵素ドリンクを作る時のみです。

酵素ドリンクを作る時には白砂糖が用いられています。

白砂糖は精製過程において分子が細かくなります。

砂糖はブドウ糖とショ糖が混ざった状態ですが、発酵菌と酵素によってブドウ糖と果糖に分解され、分子が細かくなります。

実は、分子が細かくなることによって、植物の細胞に浸透しやすくなります。分子が細かくなった白砂糖は植物の細胞に浸透し、更にショ糖の浸透圧によって植物の中の成分を抽出します。

このような性質を利用して酵素ドリンクが作られます。

白砂糖は食品として本来お勧めは出来ませんが、酵素ドリンクを作る分には役に立てると言えます。

酵素ドリンクは白砂糖を使わないで、果物の糖分を利用する方法もありますが、保存が効かなく徹底した衛生管理のもとで作らないと、酵素ドリンクそのものを痛めてしまいます。一方、砂糖を使用すると約1ヶ月位保存が可能となります。

 

まとめ

白砂糖のデメリットについてまとめます。

  • 血糖値を急激に上げる
  • 虫歯や歯周病にかかりやすい
  • 感情のコントロールがきかなくなる
  • 肝機能障害や糖化を招く
  • 腸内環境悪化
  • 骨を弱くする
  • メンタルヘルスの悪化
  • 癌の進行
  • 快楽物質による追い打ち

白砂糖の習慣から抜け出すことは相当強い意志が必要です。

長く続いた食習慣をすぐに改善することは困難ですし、急に変えたところで長続き出来ません。

何か一つでも良いので、出来ることから食生活の改善をはじめてみましょう。

 





 
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