美容効果や創傷治癒、骨形成など体組織作りで若さを保つ「コラーゲン」

コラーゲンとは蛋白質の一種であり、皮膚や骨、血管、腱(繊維質)、目の網膜等に存在し、皮膚の弾力を作り出しています。コラーゲンは体蛋白の3割を占め、そのうちの40%が皮膚に存在し、10~20%が骨に存在しています。

コラーゲンは20代をピークに、年齢を重ねるごとに減少していきます。

コラーゲンは伸縮性のある三重螺旋構造をしており、一本一本の鎖は架橋によって繋がれ、そのアミノ酸の数は1000個もあると言われます。

 

コラーゲンは数種類ある

コラーゲンはⅠ型とⅡ型に分かれており、Ⅰ型は身体を支える働きがあるもので、皮膚や骨、腱などに含まれるものです。Ⅱ型は軟骨として関節を守る役割のあるものです。

Ⅰ型は9割が皮膚に存在し、一部は骨や腱に存在します。肌の真皮層に存在し、ヒアルロン酸やエラスチンとともに肌の潤いや弾力を保つ働きがあります。

Ⅱ型はグルコサミンやコンドロイチン、ヒアルロン酸が主成分となっており、主に軟骨の成分として利用されています。

このほかにもⅢ~Ⅴ型その他数種類あり、Ⅲ型は臓器や真皮層等Ⅰ型コラーゲンと同じ部位に存在しています。Ⅲ型コラーゲンは細網繊維という細かい網目状の構造をしており、創傷治癒にあたり初期の段階で増殖し、その後Ⅰ型コラーゲンに置き換わります。

Ⅳ型コラーゲンは非繊維質で基質膜を構成する成分となり、皮膚の表皮層と真皮層を繋ぎとめるコラーゲンです。

Ⅴ型コラーゲンはⅠ型とⅢ型と同じ部位に少量存在し、血管や胎盤、平滑筋等に含まれています。

コラーゲンの効能
  • シミ、しわ、たるみの改善及び肌のハリや潤いをもたらす
  • 骨密度低下予防
  • 視力改善、老眼予防
  • 抜毛、白髪の予防
  • 血管癖硬化防止
  • 関節炎、足腰や節々の痛み予防







 

注意点

コラーゲンは新陳代謝によって消費される為、毎日の摂取が欠かせません。

サプリメントとして用いることが多いですが、過剰摂取障害を起こすこともある為、使用量を守って摂るようにしましょう。

コラーゲンを一度に大量摂取するとニキビや吹き出物、疱疹が出来る場合があります。

また、コラーゲンの原材料がアレルゲンとなっている場合もある為、原材料を確認した上で商品を選択すると良いでしょう。

コラーゲンのサプリメントの中には粗悪品もあり、加工方法が雑な商品もあります。

変質防止の為の加工がなされているかを確認し、安易に安価な商品を選ばない方が良いでしょう。

 
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