単糖や糖アルコールは50種類以上もあり、その中でも大半を占めているのがブドウ糖です。
ブドウ糖は動物のエネルギー代謝の代表的な糖類であり、身体を動かす為のエネルギー源となっています。
単糖や糖アルコールのうち微量にしか存在しない希少糖があります。
希少糖には「プシコース」「ソルボース」「タガトース」「アロース」等がありますが、希少糖の中でよく耳にするのはプシコースです。
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血糖上昇抑制
グルコースは血糖値を上げやすい一方、希少糖(プシコース)には血糖値の上昇を抑えます。
糖類は消化管を経て分解され、単糖類になった状態で腸から吸収されますが、希少糖は糖類の分解を抑える為、腸に辿りついた時に殆ど単糖にまで分解されない為、殆どが腸で吸収されずにそのまま排泄されます。
人工甘味料の多くも腸で吸収されずにそのまま排泄されるものがありますが、人工甘味料の場合は身体が異物と判断して排泄します。
なので、希少糖が腸から吸収しないメカニズムとは全く違うものとなります。
生活習慣病、肝疾患予防
小腸においてはブドウ糖の吸収を抑制します。
希少糖は単糖ではあるもののブドウ糖とは形が違う為、ブドウ糖を吸収するトランスポーターに入ろうとしてもなかなか吸収されないのです。
そして希少糖はブドウ糖より先に小腸に辿りついた場合、トランスポーター付近にてブドウ糖や果糖の吸収を妨げます。
その為、糖尿病や脂質異常症、脂肪肝、肥満の予防に役立てることが言えます。
商品を選ぶ時の注意点
生活習慣病予防に良いと言われる希少糖ですが、希少糖が入った商品は必ずしも希少糖だけで甘味が付けられているわけではありません。
希少糖に惹かれて商品を買ったら果糖ブドウ糖液糖も入っているということもあります。
希少糖が入った商品を選ぶ際には、原材料を確認し、アスパルテームやスクラロース等の有害な人工甘味料や果糖ブドウ糖液等、健康に害を与える物がないかよく見てから購入しましょう。