ナズナは十年花科の植物です。
春の七草の一つであり、ぺんぺん草で知られています。
雑草というイメージが強いですが、実は非常に栄養価が高いのです。
Table of Contents
ナズナの栄養
ナズナにはビタミンA、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、コリン、アセチルコリン、カルシウム、鉄分、亜鉛、銅、マンガン、クロロフィル、が含まれています。
ナズナには次の効能に期待があります。
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止血作用
ナズナにはビタミンKが豊富に含まれています。
ビタミンKは、傷口から出血した時に、血液を凝固させ、止血して大量出血を防ぎます。
その為、肺や腸、子宮の出血性の病気から身を守ります。
循環器疾患予防
ナズナには抗酸化ビタミンであるビタミンA、C、E及び、クロロフィルが含まれます。
抗酸化作用が血液中の中性脂肪やコレステロールを酸化から守り、血管の硬化や血管が傷つくことを防ぎ、脳血管疾患や心疾患から守ります。
アセチルコリンは、脳出血や脳梗塞の後遺症により、運動機能が低下した場合、その回復を早める力があります。
ナズナはビタミンB2が豊富に含まれ、ビタミンB2は過酸化脂質の分解に携わります。
この過酸化脂質の分解によって、循環器疾患を予防すると言われます。
肝機能向上
コリンは肝臓における脂質代謝に関わっています。
肝臓にはコレステロールの合成や、遊離脂肪酸をリン脂質に再合成する働きがあり、脂質の代謝や合成、貯蔵等に携わります。
コリンには、この作用を正常に作用させる働きがあることから、肝機能を高めます。
また、ナズナには利尿作用、解熱作用もあり、不要物を体外に排出させます。
鉄欠乏性貧血の予防
ナズナには鉄分が豊富に含まれている上に、鉄の吸収を促すビタミンC、銅が含まれます。
また、緑の血液と呼ばれるクロロフィルも含まれています。
クロロフィルは体内で鉄と結合してヘモグロビンの色素になります。
このように血液が作られると、鉄欠乏性貧血の予防や改善に繋がります。
血液が作られれば、全身に栄養が行き渡りやすくなるため、心機能を高め、疲労抑制にもなります。
美肌効果
鉄分やクロロフィル等によって血液が作られると、全身に栄養が行き渡りやすくなる為、体内の各組織にも栄養素を運搬しやすくなります。
これが栄養状態の改善になります。
顔色が良く、肌の状態が良いのは、栄養状態が良いからなのです。
ナズナに含まれるビタミンAは、表皮の細胞を生まれ変わらせることから、皮膚を若返らせる働きがあります。
ビタミンA、ビタミンC、鉄分はコラーゲン生成に関わり、ビタミンAはエラスチンの生成に関わります。
ビタミンCは、一度出来てしまったシミやそばかすを目立たなくする働きがあります。
ナズナには抗酸化作用もあるため、紫外線からの肌のダメージを軽減します。
骨形成
ナズナには骨の材料となるカルシウム、骨芽細胞の形成を促すビタミンKが含まれます。
ビタミンA、ビタミンC、鉄分等がコラーゲン合成に関わり、ビタミンKが骨にコラーゲンを沈着させます。
これに加えて、マグネシウムやビタミンDを含む食品を摂ると、骨形成を更に促すでしょう。
目のトラブル予防
ナズナには、光刺激反応に関わるビタミンAが豊富に含まれます。
ビタミンB2は粘膜生成に関わり、目の充血、疲れ目、涙目、ドライアイ等の症状改善に期待があると言われています。
ビタミンCには白内障予防や、加齢性黄斑変性症予防の進行を遅延する働きがあります。
まとめ
ナズナについてまとめます。
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ナズナは春の七草の時に、七草がゆの具材として召し上がる機会があります。
たかが雑草というイメージがあるかもしれませんが、お茶として煎じたり、青汁として召し上がることが出来、これが、様々な健康効果をもたらしてくれるのです。