甘さが強い低GIのフルクトースは身体に甘くない!

フルクトースは果糖とも呼ばれている単糖であり、主にハチミツや果物、根菜類に含まれています。

そして糖類の中では一番甘く、その甘さは砂糖の1.7倍という甘さです。

フルクトースには3つの構造があります。

  • βフルクトース(六員環)
  • βフルクトース(五員環)
  • 鎖状フルクトース

 

グルコースとの違い

フルクトースとグルコースの大きな違いは、フルクトースには血糖値を上げない特徴があります。

フルコースは果糖ブドウ糖液糖にも使われており、冷やすと甘さを増す特徴があり、フルクトースが入った冷たい食品を食べると非常に甘さを感じます。

甘くて血糖値を上げない甘味料と聞いたら、糖尿病で尚且つ甘い物が好きな人は飛びついてしまうかもしれません。

フルクトースは体内に入ると1割がグルコースに変換されますが、残り9割は肝臓に送られて代謝されます。

しかし、肝臓がキャパシティを超えてしまうと肝臓に糖が蓄積されて中性脂肪となり、脂肪肝を招いてしまいます。脂肪肝は他の肝疾患同様に進行すると癌に至ってしまいます。

また、静脈栄養剤にもフルクトースは用いられています。

絶食期間が長く腸管が使えない状況に陥ると、中心静脈カテーテルを挿入して高カロリー輸液による栄養管理を行うという選択をとる場合があります。

この高カロリー輸液を長く続けていくと肝機能障害を起こすケースが数多くありますが、これは患者様自身が非常に弱っている上にフルクトースを継続的に摂取しつづけたことにより、肝機能障害を起こしてしまっているのです。

その予防策として、高カロリー輸液と一緒にビーフリード(アミノ酸を含む点滴)や脂肪乳剤と併用する方法がありますが、患者様の病態によってはこれらを併用することすらデメリットになる場合もあります。

 

老化を促進

フルクトースの過剰摂取は老化を促進してしまいます。

フルクトースには「還元性」があり、この還元性は過剰に摂り過ぎた糖が蛋白質や脂質と結合して「糖化」を招いてしまいます。

糖化現象はAGEsを増やしてしまい、細胞内において様々な害を引き起こし、老化以外にも骨粗鬆症や腎機能低下、白内障等の症状を引き起こします

糖尿病がある場合は合併症のリスクを高めてしまいます。

フルクトースは甘いけどGI値が低いからといって甘く見てはいけない糖類です。

 
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