ハリと潤いを与える「ヒアルロン酸」を食品から摂るには?

ヒアルロン酸とはムコ多糖類の一種であり、生体内に広く分布しています。

保水性が高く、水分保持によって粘性をもつ性質があり、主に皮膚や軟骨、眼球において重要な役割があります。

 

ヒアルロン酸の主な働き

ヒアルロン酸は保水性が高く、1gあがり6リットルの水分を保護する為、水分を保持して肌に潤いを保ったり、関節ではクッションとしての役割があり、関節痛をやわらげたり、関節の可動を円滑にさせる働きがあります。

 

美容効果

ヒアルロン酸は肌の乾燥を防ぎ、ハリと潤いを与えます。

ヒアルロン酸は紫外線による酸化ストレスによって分解されてしまう為、抗酸化作用のあるビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールを摂取し、紫外線によるダメージを抑えることによって、ヒアルロン酸による美容効果が維持出来ると考えられます。

 

関節痛予防

ヒアルロン酸には関節の可動を円滑にし、衝撃を吸収するクッション的な働きがあり、関節痛の予防に良いと言われます。

但し、医薬品として関節内投与を行った場合において効能が得られ、保健適応となっているのは一部分のみです。食品(サプリメント)からは相反するデータもあるとのことなので、サプリメントによる効能は期待出来るとは限りません。

 

点眼薬として

エアコンの使用、パソコンの使用によって瞬きの回数が少なくなった時、睡眠不足の時には目がドライアイになりやすくなります。

これらの症状はヒアルロン酸を含む点眼液によって水分が補給され、ヒアルロン酸によって目の傷を修復すると言われています。

 

栄養素の運搬

ヒアルロン酸には体内で栄養素を運搬する働きがある為、細胞の老化防止活性酸素の除去効果があると言えます。

 

まとめ

ヒアルロン酸の1日あたりの目安摂取量は200mg程と言われています。

ヒアルロン酸を摂取して特に副作用の報告はされてないそうですが、特定保健用食品やサプリメントで摂取する場合は、摂取量を守っておくと良いでしょう。

 
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