葛はマメ科の半低木性の多年草であり、秋の七草の一つです。
葛は主に日本や中国、東南アジアに分布しています。葛は日本の伝統的な植物であり、食用や生薬として利用されてきています。
葛は葛餅等の和菓子に使われるイメージがありますが、根を用いて生薬「葛根湯」として用いたり、葛の花を乾燥させて生薬として二日酔いに利用されたり、青葉のしぼり汁によって傷薬に用いられるなど、薬としても活用されています。
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葛の花に期待のある健康効果
葛の花にはイソフラボンとサポニンが含まれています。
その為、以下の効能に期待があります。
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女性ホルモン様作用
葛の花にはイソフラボンとサポニンが含まれている為、更年期障害や骨粗鬆症の予防や改善に良いと言われています。
イソフラボンは7種類、サポニンは3種類のものを含んでいます。
イソフラボンには女性ホルモンの一種であるエストロゲンと同じような作用があるといわれています。
更年期障害や更年期症状には種類が100種類以上に及び個人差もある為、一概にこの症状とは言えません。
体温調整が効かない、怒りっぽい、動悸、コレステロール上昇、鬱、不安症状など若い頃には見られなかった症状が見られるようになります。
更年期になると骨形成や骨吸収のバランスが崩れる為、骨粗鬆症を起こしやすくなります。
イソフラボンにはこのような症状を軽減する働きがあることが言えます。
イソフラボンにはこのほかに動脈硬化予防、内臓強化等の健康効果に期待があります。
脂肪燃焼促進
イソフラボンの種類の中にはテクトリゲニンという成分があります。
テリトリゲニンには脂肪燃焼促進効果や内臓脂肪を減らす効果及び肝臓での脂肪の合成を抑えるという働きがあると言われます。
イソフラボンは子宮筋腫や乳癌に罹患している場合は禁忌となっていますが、テリトリゲニンは一般的に言われるイソフラボンとは作用が異なる為、子宮筋腫や乳癌を悪化させる心配はないそうです。
ただ、イソフラボンに関しては妊娠中や授乳中の方は避けておいた方が良いでしょう。
抗酸化作用
サポニンには抗酸化作用は肝機能向上、NK細胞活性、感染症予防等の効果があると言われます。
まとめ
葛についてまとめます。
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葛の花には副作用は認め垂れていませんが、過剰摂取しても、これ以上の効能は求められないでしょう。
寧ろ、過剰摂取はしない方が身体のためです。