認知症予防に役立つ成分の一つ「Lトレオン酸マグネシウム」

Lトレオン酸マグネシウムとはどのような物質か?

トレオン酸とはビタミンCの代謝分解から得られる水溶性化合物です。

トレオン酸がマグネシウムと結合すると、Lトレオン酸マグネシウムが形成されます。

Lトレオン酸マグネシウムは、マグネシウムが結合されていることから、吸収しやすい性質があり、脳細胞をはじめ、身体のあらゆる部分にトレオン酸を効率良く運搬させます。





 

マグネシウムの機能を果たす

Lトレオン酸マグネシウムは、全身に運搬されることでマグネシウムとしての機能を果たします。

マグネシウムは300種類以上の酵素の補酵素として、その活性化に関わり、その働きは多岐に渡ります。

エネルギー代謝、遺伝情報の転写、骨形成、自律神経の調整、鬱や不安の緩和、筋収縮等多様な働きがあるものの、摂取不足が深刻です。

 

脳機能向上

マグネシウムには、自律神経に働きかける上に、中枢神経を正常に保つ働きがあります。

これがLトレニン酸マグネシウムとなると、マグネシウムが脳に運搬されやすくなります。

このような性質から、脳機能や認知機能の向上を図れると言われます。

脳には血液脳関門が存在します。

この血液脳関門がバリア機能を担っているため、栄養素が行届きにくくなることが少なくありません。

しかし、Lトレニン酸マグネシウムとなると、ビタミンCの代謝物と結合していることから、グルコースチャネルを利用することによって脳内に侵入しやすくなります。

これによって、認知症予防、学習力の維持、記憶力の維持、不眠症の予防、ADHDの改善等に期待があるとされています。

 

免疫力向上

Lトレニン酸マグネシウムは、NK細胞やT細胞を活性化させると言われます。

その為、抗ウィルス効果と抗腫瘍効果を高め、免疫力向上の強化を図ります。

 

Lトレオン酸マグネシウムの摂取源と1日あたりの目安

Lトレオン酸マグネシウムを含む食品には、豆類、脂質の多い魚、種実類、カカオ、アボカド、南瓜等のマグネシウムが豊富な食品に含まれます。

またLトレオン酸マグネシウムは、サプリメントから摂る場合も多いでしょう。

目安としては1日あたり350mg以下となりますが、サプリメントから摂取する場合は、該当する商品の摂取量に基づいて摂りましょう。
 
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