マヌカハニーは、ニュージーランド(一部オーストラリア)に自生しているフトモモ科の常緑低木であるマヌカから採取された蜂蜜を言います。
マヌカはニュージーランドの原住民であるマオリ族から「癒しの木」「復活の木」と呼ばれ、マヌカの葉や樹液を薬として使用されていたそうです。
マヌカハニーと他の蜂蜜の違いとは、マヌカハニーには蜂蜜にはない強い殺菌作用があり、「メチオグリルキサール(MGO)」が多く含まれている特徴があります。
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MGO濃度をチェック
一般の蜂蜜とマヌカハニーのMGO濃度を比較すると、一般的な蜂蜜は7kg/mg以下ですが、マヌカハニーのMGO濃度は30~700mg/mgと通常の蜂蜜より遥かに高いのです。
このようにマヌカハニーのMGO濃度に幅があるのは、マヌカの育つ環境によって左右されるそうです。
しかし、市販されている商品のマヌカハニーの9割方がMGO濃度100mg/kg未満のものが占めており、マヌカハニーの強い殺菌作用を得られるには「UMF10+」又は「MGO100+」のものではないと、ピロリ菌等の殺菌作用を発揮しないとのことです。
中にはマヌカハニー商品名を名乗りながら他の成分を添加している粗悪品もある為、これらの基準値をよく確認してから商品を選びましょう。
蜂蜜+MGOの効能
マヌカハニーに含まれるMGOによる殺菌作用は、通常の蜂蜜にはない強力な殺菌作用があり、ピロリ菌をはじめとする悪玉菌に対して強い殺菌作用を発揮します。
蜂蜜には風邪予防、口内炎や虫歯等の口腔トラブル解消、喉の痛みを抑制、整腸作用、スキンケア、疲労回復効果、皮膚の形成等の効能があると言われていますが、マヌカハニーはこれらの効果に加えて強い殺菌作用を持ちます。
そして、蜂蜜に含まれるビタミンB群やビタミンC、アミノ酸、カリウム等の栄養成分も含まれている為、栄養成分を補助的に摂るために用いることにも適しています。
このマヌカハニーの効能を効率的に得られるには、食事の1時間前又は就寝1時間前に1日3~4回に分けてスプーン1杯分をそのまま口にします。
水分は一緒に摂らずにそのままマヌカハニーを口にした方がダイレクトに効能が表れやすい為です。
そうすると甘さも強い上に空腹時に摂取したら血糖値が心配されるかと思いますが、マヌカハニーのGI値は一般的な蜂蜜よりも低い50~70位なので、甜菜糖と近いGI値となります。
マヌカハニーにはショ糖が含まれていなく、虫歯の原因となるミュータンス菌を抑制する働きがあるので、甘くても口腔トラブルを起こしにくいと言えます。
粗悪品を選ばないために…
マヌカハニーを購入する時は「UMF10+」、「MGO100+」がチェックポイントとなります。
マヌカはニュージーランドとオーストラリアの一部でしか自生されていなく、蜂蜜が採取出来る時期は1年のうち約1ヶ月弱程度です。
つまり、非常に希少価値がある為、良質なものは相当値段が張ります。
言い換えればそれ位の価値があるということです。
マヌカハニーの原産国のニュージーランドでは粗悪品や偽物の流通を防止する為に、厳しい品質管理のもとに検査を行っています。
高品質なマヌカハニーのブランドマークには「UMF」「MGO」「MGS」の3種類があります。
誤って粗悪品を購入しないためにも、これらのブランドマークの有無を確認した上でマヌカハニーを購入しましょう。
UMF
「マヌカ特有のユニークな要素」が由来。1998年に発見され、2008年のMGO発見前に抗菌効果の指標とされていました。
使用されている数値は医療用消毒液の「フェノール液」と比較したもので、例えば「UMF10+」であれば「フェノール濃度10%」を意味し、この数値が高い程抗菌作用が強く品質が良いことを証明しています。
MGO
メチオグリルキサールの規格。マヌカハニー1kgあたりの含有量をmg単位で示しています。MGOの検査方法はUMFより誤差がなく、検査方法も厳密なものとなっています。
MGS
UMF同様に抗菌効果をフェノール液と比較し、更に純度や加熱処理、添加物についても検査がなされており、マヌカハニーのブランドマークの中で最も厳格な規格と言われています。
これにはニュージーランド政府が認定する「ASO17025認定研究所」にて厳密な検査を何度も行われます。
この検査対象は「MGO」や「UMF」も対象となっています。