冷え改善やダイエット効果で注目を集めている生姜は、中国において紀元前500年頃に薬用として利用されていました。
古代ギリシャでは薬品として用いられ、欧米では古くからハーブとして親しまれてきました。
現在においても、健康食品は漢方食品に用いられ、料理ではハーブとして香りづけに用いられ、エッセンシャルオイルとしても活用されています。
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生姜の成分
生姜には辛み成分のジンゲロン、ジンゲロール、香り成分のジンギベレン、リナロール、シトラール、シネオール等が含まれています。
生姜の働きには大きく分けると身体を温める、免疫力の強化があります。
身体を温める
生姜に含まれる辛み成分や香り成分は身体を温める効果が知られ、血行改善効果に伴い、鎮痛、咳止め、鎮吐作用等の働きがあると言われています。
血行促進によって体温が温められる為、糖や脂肪の代謝を高め、脂肪燃焼を高める効果があると言われます。
免疫力強化
ジンゲロールには白血球を増やす働きがあることから免疫力を高める働きがあると言われます。
その為、インフルエンザや風邪、癌の予防に良いと言われています。
ジンゲロールは空気に触れると消失しやすい為、すりおろしたらすぐに召し上がります。
空気に触れて3分程立った後には効能が消失しやすい為、出来るだけ食べる直前にすりおろすのが良いとされています。
生姜は免疫力を高める働きと体温を上昇させる働きによって癌予防効果に期待されます。
人の身体は36~37度代が一番免疫力が高まると言われています。
ところが低体温になって35度代となると免疫力が36度代の時より30%下がり、代謝も落ちてしまいます。
更に35度代の体温は癌細胞が最も増殖しやすい体内環境を生み出します。
例えば、風邪や感染等にかかると身体は発熱します。
実は身体はウィルスと戦う為に体温を上げます。この体温上昇が風邪や感染症等の症状と一般的には判断されるので、これらの症状を改善する為に解熱剤を服用して熱を下げるという対処をしますが、これは根本的治療に至っていないのです。
敢えて高熱の状態で菌と戦わせ、熱によって菌を制するところが、人が持つ身体の素晴らしいところなのです。
実は癌細胞も熱に弱いと言われます。
まとめ
血流を促して体温を上げる効果があると言われる生姜の摂取も大切ですが、生姜の他にも血流の流れを促進する食材をとることです。
また、血液をドロドロにするような動物性脂質の多い食品や酸化した油、加工食品、白砂糖や果糖ブドウ糖液糖が使われている市販の菓子類は清涼飲料水は血液をドロドロにする上に身体を冷やします。
生姜の効能も大事ですが、普段から健康な食事を心がけ、自然治癒力や免疫力、恒常性が働く身体作りをすることが、資本といって過言ではないでしょう。