シュウ酸はジカルボン酸という有機化合物のことを言います。
シュウ酸はほうれん草やトマトに含まれていることで知られています。
シュウ酸には不溶性と水溶性のものが存在します。
シュウ酸が及ぼす影響
シュウ酸はカルシウムや鉄等のミネラルと結合しやすい特徴があります。
その結果、腎結石や胆石を作ることとなってしまいます。
このシュウ酸には毒性があり、血液を介して体内の組織に行届くと、細胞を損傷すると言われます。
また、シュウ酸はカンジダ菌を発生させる原因となり、リーキーガット症候群を引き起こすとも言われています。
シュウ酸の摂取量を控えるには?
シュウ酸は出来れば控えたいものですが、完全に避けられるものでもありません。
1日当たり150mg以下が望ましいですが、シュウ酸の吸収状態には個人差があります。
水溶性のシュウ酸の場合は水に浸したり、茹でこぼすことによってシュウ酸の含有量を減らすことが可能です。
シュウ酸を多く含む食品にはほうれん草、トマト、茄子、じゃが芋、タケノコ、アスパラ等があります。
この中でアスパラは不溶性のシュウ酸が含まれ、加熱処理で完全に逃がすことが出来ないため、カルシウムを豊富に含む食品と食べ合わせることを避けておくと良いでしょう。