サッカリンは自然界にはない甘味料であり、その甘さは、ショ糖の200~700倍あると言われます。
高濃度になると苦味を伴う性質があり、サッカリンを使用したチューインガムを噛んだことがある人であれば、サッカリンは苦いというイメージがあるのではないのでしょうか。
サッカリンはアメリカの動物実験で膀胱癌が発症したことから、危険な甘味料であるイメージが根強く残っています。
厚生労働省では、食品安全委員会の評価により指定を受けている指定添加物であることから、日本では安全性に問題がないとされています。
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サッカリンの歴史
サッカリンは最古の人工甘味料と言われています。
発見された時期は1800年代後半であり、すぐに商用として利用されるようになりました。
第一次世界大戦時の砂糖不足により、世界に広がるようになったのです。
1960年代~、サッカリンは体内吸収されないことから、ダイエット甘味料として注目されるようになり、更に広がりを見せました。
ところが、1970年代のアメリカの動物実験で、サッカリンへの発癌性が考えられるようになってから、世界各国で使用禁止になりました。
日本では1973年にサッカリンの使用が禁止されましたが、その後、サッカリンに含まれる不純物が原因で癌が発症したことが知られてから、同年12月に使用禁止が解除されました。
その後、1980年のカナダの動物実験で再度膀胱癌が膀胱癌を発症しましたが、別の実験で癌が発症しないことから、現在も使用を続けています。
ただ、近年で使用する人工甘味料は、アスパルテームやスクラロースが主流になっているため、サッカリンを使用した商品は少なくなっています。
サッカリンの使用目的

サッカリンは非水溶性であることから、主にチューインガムに使用されています。
サッカリンとは別に、サッカリンナトリウムという物質があります。
サッカリンナトリウムは、醤油、調味料、漬物、練り製品、アイスクリーム、菓子類に使用されています。
サッカリンが身体に及ぼす影響
サッカリンに限らず、人工甘味料は口腔細菌の餌にならないことから、虫歯になりにくいという利点があります。
サッカリンは腸内に吸収されにくいことから、腸内の浸透圧を上昇させることにより、お腹がゆるくなる場合があります。
また、甘さがある一方で、血糖値を上昇させないため、摂取した時に脳は甘いものを体内に取り入れたと認識し、インスリンを分泌します。
この状況でインスリン分泌が行われると、低血糖を起こし、空腹感を感じるようになります。
カロリーゼロではあるものの、血糖コントロールを狂わせてしまうという側面から、生活習慣病の発症リスクに繋がります。
また、副作用として、不妊の危険性を指摘する声も挙がっています。
許容量は体重1kgにあたり、5mgとされています。
サッカリンは人体への影響について不明な点が多いですが、安易に大量摂取することは、控えておいた方が良いでしょう。

