ロディオラは「ゴールデン・ルート」や「アークティック・ルート」とも呼ばれる北半球の山岳地帯に自生する花のハーブの一種です。
また、ロディオラは「岩弁慶」とも呼ばれています。
アジアやスカンジナビアの店頭的な料理に何世紀にも渡って使用されてきたと言われています。
このロディオラには身体的にも精神的にもストレスへの適応力を高める働きがあるとのことです。
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ロディオラに期待する健康効果
ロディオラにはロザビン類、サリドロサイド、アダプトゲン、フェノール類、アルカロイド、フラボノイド、キノン類が含まれます。
この中でもロザビン類とサリドロサイドは二大成分と言われ、ロザビン類はロディオラ独自に含まれる成分です。
ロディオラには次の様な健康効果に期待があります。
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鬱病の改善
ロディオラにはアダプトゲンとしての働きがあります。
アダプトゲンはストレスの抵抗性を高めます。
その為、鬱症状や倦怠感、精神的な疲労感を軽減させると考えられます。
また、精神的な安定を図ることから良質な睡眠を得られることに期待があります。
体力、持久力向上
ロディオラの疲労抑制作用は精神的なものばかりではなく、肉体的なものにも働きかけます。
これは、アダプトゲンが身体の適応能力を高め、体力増進させることから、生命力を強化することに期待があるのです。
癌予防
ロディオラには複数のファイトケミカルが含まれています。
ファイトケミカルには抗酸化作用があるものが数多く、細胞を損傷から守ります。
その為、癌予防に期待があります。
老化防止
ファイトケミカルによる抗酸化作用は、紫外線によるシミやしわなどのダメージから肌を守ります。
その為、ロディオラには老化を防止することに期待があります。
循環器疾患予防
抗酸化作用には、活性酸素の大量産生を抑え、血液中の中性脂肪やLDLコレステロールの酸化を防ぎます。
その為、酸化した中性脂肪やLDLコレステロールが血管壁を傷つけたり、硬くすることを抑え、動脈硬化や血栓症から守ります。
動脈硬化や血栓症の予防が、脳血管疾患や心疾患の予防に期待があります。
脳機能向上
ロディオラには抗酸化作用があり、細胞の損傷抑制によって脳機能低下から守ります。
その為、集中力を高めるとともに、精神的な疲労を抑え、モチベーションアップに活用出来ます。
生活習慣病予防
ロディオラに含まれているロザビン類には脂肪燃焼を促す働きがあると言われています。
その為、体脂肪の蓄積を抑え、肥満を予防することに期待があります。
また、動物を対象とした研究では、ロディオラが血糖値のコントロールに有効的ではないかということが示唆されています。
まとめ
ロディオラについてまとめます。
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ロディオラにはリラクゼーション効果をもたらしたり、抗癌作用に期待がありますが、大量摂取は頭痛や腰痛、下痢などの症状を引き起こす場合があります。
サプリメントを摂取する際は、1日あたりの使用量を守った上で摂取しましょう。