ミントはシソ科のハッカ属に分類され、ヨーロッパを原産とします。
清涼感が溢れ、お菓子や化粧品、医薬品、日用品等に利用され、親しみのあるものです。
ペパーミント、スペアミント、アップルミント等、その種類は30種類に及ぶと言われています。
ミントに含まれる成分は成分によって異なります。
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ミントの成分と効能
L-メントール、メントフラン、メントンはペパーミントに含まれ、L-カルボンはスペアミントに含まれます。
この他に、プレゴン、リモネン、ピネン、イソメントン、フラボノイド、タンニンが含まれます。
また、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンC、カリウム、リン、鉄分、マンガン等の含まれます。
ペパーミントによる清涼感
ペパーミントに含まれるL-メントールには、強い抗菌作用や清涼作用があります。
抗菌効果によって口臭や体臭を抑え、清涼作用によって気分をリラックスさせたり、眠気を覚まします。
メントンには抗ウィルス作用があることから、L-メントールとともに感染から身を守ります。
メントフランには去痰作用があります。
メントンの働きには血圧を下げる、粘液を分解する、胆汁の分泌を促進する作用があるとのことです。
循環器疾患予防
フラボノイド、タンニンには抗酸化作用があります。
特にフラボノイドの抗酸化力は強く、血管を強化させたりLDLコレステロールを低下させる働きがあります。
この為、循環器疾患の予防や糖尿病の合併症予防に期待があります。
フラボノイドには血圧を下げる働きもあります。
抗酸化作用には紫外線による肌の老化防止や、癌予防にも期待があります。
リモネンには癌を抑制する働きがあり、フラボノイドは細胞の老化を抑制します。
抗アレルギー
フラボノイド、タンニンには抗アレルギー作用があると言われます。
その為、アレルギーによる不快な症状を抑えることに期待があります。
癒し効果
リモネンやビネンにはリラックス効果やリフレッシュ効果があると言われます。
ビネンには森林浴のような癒し効果があるとのことです。