フッ素は虫歯予防に有効な成分とし知られていますが、その一方で危険性が囁かれています。
フッ素はオーラルケアとしての働きだけではなく、骨や歯を構成し、石灰化の度合いを調節する働きもあるのです。
Table of Contents
フッ素の役割

フッ素には次のような役割があります。
|
抗菌作用
歯は「ハイドロキシアパタイト」という物質で生成されています。
ハイドロキシアパタイトは酸に弱い性質があります。
虫歯菌は糖が酸を作り、その酸が歯を溶かします。
フッ素には、この虫歯菌の働きを抑えることから、虫歯になることを防ぎます。
再石灰化
歯は食事の度にカルシウム等が溶け出します。
これを脱灰と言います。
が脱灰する前の状態に戻すのに、歯は再石灰化します。
脱灰すれば歯はもろくなるので、再石灰化のサイクルが遅れると虫歯になるリスクが高くなります。
フッ素はミネラルが歯に沈着することを促し、歯の性石灰化を促します。
歯質強化
歯は、糖から生成される酸に触れるとミネラルが溶け出してしまい、歯をもろくしてしまいます。
フッ素は、歯の構成成分であるハイドロキシアパタイトをフルオロアパタイトに作り変え、酸によるダメージから歯を守ります。
歯そのものが丈夫になるため、虫歯になりにくい歯を作ります。
組織の構成成分
以上の3つは外用として用いたフッ素の働きですが、フッ素は栄養素として、骨や歯、爪の栄養成分としての働きもあります。
フッ素には、もろくなった爪を修復したり、髪の傷みを修復してツヤを与え、髪の成長を促す働きもあります。
血流促進
フッ素は動脈を拡張することから、血液の循環を促します。
フッ素の危険性

フッ素による中毒症状には、悪心、下痢、嘔吐、骨硬化症、斑状歯が挙げられます。
骨硬化症は関節の傷みや硬直、脊髄の石灰化、靭帯の石灰化等の症状を呈します。
斑状歯はエナメル質に色素沈着や斑点が見られるものです。
いずれもフッ素の不適切な摂取によって引き起こされます。
それ以上に何故フッ素が危険と言われているのか?
それは有機フッ素化合物(PFAS)によるものだからです。
この有機フッ素化合物の種類は4730種を超えると言われています。
PFASのうちPFOSとPFOAは熱に対する安定性が強く、水や油をはじく性質を持っています。
フライパンをはじめとする調理器具に使用されていますが、フッ素加工されたフライパンが人体に影響を及ぼすため、規制がかけられています。
フッ素を含む食品

フッ素を含む食品は、魚介類、海藻、肉類、野菜、果物等があります。
特に、いわし、海藻、エビ、牛肉、じゃが芋、大根に多く含まれています。
歯を弱くする食生活を送らない

フッ素は歯の健康をサポートするミネラルですが、全てをフッ素だけに依存しても歯は丈夫になりません。
骨や歯の成分となるカルシウムやリン、カルシウムやリンを骨や歯に定着させるマグネシウムの摂取も欠かせません。
基本は栄養バランスの摂れた食事を摂ることなくして、体組織は形成されません。
偏食をしていれば当然、歯は弱くなります。
単糖類や少糖類が含まれるお菓子ばかり食べていれば、歯はもろくなります。
また、歯の健康を維持するには、オイゲノールを含むローリエ、ナツメグ、クローブ、シナモンを活用すると良いでしょう。

