ファビノールとは白いんげん豆から抽出される成分であり、炭水化物の吸収を抑えることからダイエットサプリとして活用されています。
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ダイエット効果が有効なのは多糖類のみ
ファビノールにはアミラーゼの活性を抑えることによって炭水化物の分解を抑えます。
ちなみにここで言う炭水化物とは御飯やパン、麺類などの穀類や芋類といった易消化性炭水化物が対象となります。
炭水化物は口腔内で咀嚼することによる唾液のアミラーゼによる分解や、消化管内において膵液によるアミラーゼによる分解を経て小糖類となります。
小糖類となった炭水化物は小腸において、小腸上皮細胞の微絨毛膜のグルコアミラーゼとスクラーゼ・イソマルターゼ複合体による膜消化を受けて単糖類にまで分解されてから吸収されます。
ギムネマとの違い
ファビノールには口腔内や消化管内の酵素によって炭水化物が分解されない為、分子が大きいまま小腸に辿りつきます。
分子が大きいと小腸からの吸収が妨げられる為、糖質の吸収が抑えられ、その結果、炭水化物の摂取によるエネルギー摂取量が抑えられます。
このようなメカニズムによってダイエット効果があると言われます。
ファビノールによる効能が得られる食品は先述しました通り、御飯やパン、麺類等の穀類や芋類のような多糖類に限ってのことであり、脂肪を多く含む食品や甘い物には効果がありません。
その為、穀類や芋類が好きな為、ついつい多く食べてしまうものの血糖値上昇や肥満が気になる場合に適しているということが言えます。
一方ギムネマにはブドウ糖の吸収抑制や血中コレステロールを低下させる作用があることから、ギムネマには甘い物や脂肪を多く含む食品にも適応していることが言えます。
ファビノールの効能は一時的
ファビノールは白いんげん豆から摂取するには相当な量を摂取する必要がある為、サプリメントから摂取した方が効率的に摂れます。
また、ファビノールは通常のサプリメントのように日常的に摂取するのではなく、必要に応じて屯用的に摂取する方が向いています。
というのは、ファビノールには蓄積された体脂肪を燃焼する働きがなく、効能としては炭水化物の分解を抑えるのみだからです。
例えばお付き合いで食事に行く時に、行き先のお店のメニューが炭水化物ばかりの場合や、生理前で食欲が抑えられなく、ついつい御飯や麺に多く手を出してしまう場合に摂取する方法が適していると言えます。