エンダイブは東地中海を原産とするキク科の植物です。
エンダイブには歯ざわりの良い食感と、苦味があります
エンダイブは古代エジプト時代からサラダとして食されてきましたが、日本では食用としての歴史はまだ浅いです。
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エンダイブの栄養
エンダイブにはビタミンA、βカロテン、葉酸、ビタミンC、ビタミンK、カリウム、水溶性食物繊維、不溶性食物繊維が含まれます。
エンダイブには次のような健康効果に期待があります。
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腸内環境改善
エンダイブには水溶性と不溶性の食物繊維が含まれます。
水溶性食物繊維は腸内を弱酸性にして善玉菌優位にさせます。
そして善玉菌によって短鎖脂肪酸を生み出します。
不溶性食物繊維は水溶性食物繊維をサポートします。
不溶性食物繊維は腸の蠕動を促して老廃物の排泄を促し、水溶性食物繊維は腸管内の老廃物に水分を含ませて排出を促します。
生活習慣病予防
不溶性食物繊維は腸管からの余分な糖の吸収を抑えます。
水溶性食物繊維は血液中の余分な糖分や中性脂肪、LDLコレステロールの排出を促します。
美肌効果
ビタミンAとビタミンCには抗酸化作用があります。
抗酸化作用の一つとして、紫外線によるダメージから肌の老化を予防する働きがあります。
ビタミンAは体内ではレチノイン酸に変換されます。
レチノイン酸は表皮の細胞を生まれ変わらせる働きがあり、皮膚を若く保ちます。
ビタミンAはムチンやムコ多糖類の産生を促し、皮膚の粘膜を強化します。
ビタミンA、ビタミンCはコラーゲン生成に関わります。
ビタミンCには一度出来てしまったシミやそばかすを目立たなくする働きがあると言われます。
エンダイブはこのように美肌をサポートすると言えるでしょう。
目を健康に保つ
エンダイブに含まれるビタミンAは光刺激反応において重要な役割を果たします。
アントシアニンと一緒に摂ることによって、光刺激反応が円滑に行われます。
また、ビタミンAは粘膜を強化させる働きもあることから、ドライアイから目を守ります。
ビタミンCには加齢性黄斑変性症の進行を遅らせたり、白内障を予防する働きがあると言われます。
止血作用
エンダイブにはビタミンKが含まれており、ビタミンKには血液凝固作用があります。
ビタミンKによる血液凝固作用は、怪我や鼻血等の出血の時に血液を凝固させて、出血過多にならないように働きかけます。
その為、大量出血による貧血から守ると言えます。
高血圧予防
エンダイブはカリウムが豊富に含まれています。
カリウムには体内のナトリウム量が過剰になると、ナトリウムの排泄を促し、電解質の均衡を図ります。
その為、血圧を正常に保ち、高血圧を予防します。
また、余分なナトリウムとともに水分も排出されるので、浮腫みの改善に期待があります。
注意点
エンダイブを摂取する際、以下の点に気を付けましょう。
ワーファリン服用
ワーファリン等の血液凝固抑制剤を服用している場合、エンダイブに含まれるビタミンKが薬の作用を抑えてしまう場合があります。
その為、血液凝固抑制剤を服用している場合は、大量摂取を避けておきます。
アレルギー
エンダイブはキク科の植物であることから、キクアレルギーの場合はアレルギー症状が表れることがあります。
まとめ
エンダイブについてまとめます。
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エンダイブは苦味が強いので、苦味が苦手な場合は加熱料理にして召し上がると食べやすくなります。