アセチルLカルニチンは、Lカルニチンにアセチル基が結合したものです。
Lカルニチンの一部は、アセチルLカルニチンとして体内に存在しています。
Lカルニチンが脂肪燃焼を促す働きがあることに対し、アセチルLカルニチンは脳に働きかけるという性質があります。
脳機能向上
体内に存在するアセチルLカルニチンは、脳関門を通過して脳内に到達すると、アセチル受容体であるコエンザイムA(CoA)にアセチル基を転移させてアセチルCoAを生成します。
アセチルCoAのアセチル基はCoAを話してコリンと結びつき、アセチルコリンが生成されます。
アセチルコリンは、副交感神経や運動神経から放出することにより、神経を伝達します。
その為、脳の活性化を図り、認知症の進行を抑制し、記憶力、学習力向上を図ります。
また、アセチルコリンは運動機能にも関与しているため、運動機能を正常に行うとともに、パーキンソン病を予防することにも期待があります。
アセチルLカルニチンを摂取するには?
アセチルLカルニチンを摂取するには、カルニチンを含む食品が該当します。
特にカルニチンを含む食品は、羊肉であり、牛肉、豚肉の順に含まれています。
また、カルニチンは体内で合成出来る為、アミノ酸スコアの高い食品を欠かさず摂るようにします。
そして、カルニチン合成をサポートするビタミンCも忘れずに摂りましょう。