キシリトールは糖アルコールの一種であり、カバの木から発見されました。
糖アルコールはいちごやラズベリー、レタス、ほうれん草等、野菜や果物に少し含まれています。
甘味料のキシリトールはシラカバやとうもこしの芯から加工されて作られます。
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食との血糖値上昇抑制
キシリトールは砂糖とほぼ同じ甘さですが、カロリーは砂糖の6割程度です。
キシリトールは低カロリー甘味料として使用される他、虫歯予防効果のあるチューインガムにも使用されています。
キシリトールは通常の甘味料と違い、食後の血糖上昇が緩やかです。
食後血糖値が急激に上昇すると糖尿病や肥満のリスクが高くなります。
この為、キシリトールは糖尿病や肥満予防に適した甘味料であることが言えます。
虫歯予防
キシリトールの効能として一番有名なのが虫歯予防です。
砂糖は虫歯菌の餌となり、歯の表面のエナメル質を溶かしてしまいますが、キシリトールは虫歯菌の餌とはならないのです。
更にキシリトールには虫歯菌の増殖を防ぐ働きがあり、カルシウムと結びつくことによって歯の再石灰化に関わります。
そして糖アルコールの為、殺菌効果のある唾液の分泌を促します。
これらの効果が虫歯予防を助長します。
キシリトールの虫歯予防効果を享受するには、商品に含まれている甘味料のうちキシリトールが90%以上のものを選びます。
とは言っても通常お店ではキシリトール90%以上の商品は商品棚に並べられていません。
そしてキシリトールが入った商品はアスパルテームやスクラロース、アセスルファムK等の人工甘味料と併用されている場合があります。
キシリトールが90%以上の商品の購入ルートはネット通販からとなります。
注意点
キシリトールは低カロリーですが、以下の点には気を付けましょう。
お腹を緩くする
キシリトールは大量摂取をするとおなかが緩くなることがあります。
安全性
また、妊娠中や授乳期の方は安全性の確認が取れていない為、摂取を避けた方が良いと言われています。
遺伝子組み換え食品の懸念
甘味料として市販されているキシリトールはとうもろこしの芯が使用されています。
キシリトールに使われているとうもろこしの芯は海外で栽培されているものであり、遺伝子組み換え食品が使われていると考えられます。
ペットにあげないように
キシリトールを犬に与えると中毒を起こし、低血糖や急性の肝不全を起こしてしまいます。
犬の場合は少量でも中毒症状を起こしてしまい、死に至る危険性がある為、大切な愛犬にキシリトールを食べさせないように気を付けて下さい。
まとめ
キシリトールは一度に大量摂取をする(1回30g程)のを避けるのは勿論のこと、甘味料として日常的に摂取することは食の安全面からあまりお勧めは出来ません。
キシリトールを活用したいのであれば、虫歯予防対策として使うことをお勧めします。