免疫力を高める作用に優れている「βクリプトキサンチン」

βクリプトキサンチンはファイトケミカルのプロビタミンAの一種の脂溶性の成分であり、みかんをはじめとする橙色の食品に含有されています。

その為、βクリプトキサンチンは体内に入るとプロビタミンAとして、必要に応じてビタミンAとしての役割を担います。

βクリプトキサンチンは脂溶性ということから体内蓄積期間が長いと言われます。そして身体の隅々まで運ばれます。

みかんを沢山食べると身体が黄色くなるのは、クリプトキサンチンの血中濃度が高くなり、その血液が末梢まで達している為、黄色を呈しているとのことです。





 

βクリプトキサンチンの働き

βクリプトキサンチンには次のような働きがあると言われます。

  • 骨密度低下防止
  • 免疫力アップ
  • 肝機能を高める
  • 循環器疾患予防
  • 美肌成分の合成

 

骨を丈夫にする

βクリプトキサンチンは骨粗鬆症予防効果があると言われています。

骨の栄養と言えば、まず思い浮かぶのはカルシウムですが、骨の栄養はカルシウムの他にもマグネシウムやビタミンK、コラーゲン等複数の栄養成分が相互して働きかけています。

実はβクリプトキサンチンもその仲間の一つなのです。

βクリプトキサンチンには骨吸収を抑えて骨のカルシウムが血液に流出することを抑制する働きがあると言われます。

この働きにはβクリプトキサンチンが破骨細胞減少を抑える働きが裏付けされているとのことです。

そして、βクリプトキサンチンは骨密度を維持する以外にも、骨代謝を促進骨の強度を高めるという作用もあると言われています。

 

免疫力アップ

βクリプトキサンチンは抗酸化作用がある上に、免疫力を高めると言われ、その免疫力を高める効能はβカロテンの5倍であることが知られています。

風邪やインフルエンザ等の感染症予防にも良いとされる上に、発癌物質から細胞を守ると言われることから癌予防効果に期待があります。

 

メタボ予防

βクリプトキサンチンの血中濃度が高いとインスリン抵抗性が高まると言われます。

また、脂肪細胞の肥大を抑えることから、βクリプトキサンチンはメタボ予防に役立てることに期待があると言えます。

 

肝機能を高める

βクリプトキサンチンは高血糖による肝障害、肝硬変、脂肪肝、アルコール肝炎等の肝機能障害を改善することが知られています。

血中βクリプトキサンチン濃度が高くなると、AST、ALT、γ-GT等の肝機能を指標する検査値が改善されたとの報告があることから、肝機能改善に有効的であることが考えられます。

 

脳梗塞や心筋梗塞予防

βクリプトキサンチンには抗酸化作用があることから、活性酸素の産生を抑制し、血中のコレステロールや中性脂肪が酸化されることを防止すると言われます。

これによって血管内に傷が付くことを軽減します。血管が傷つくとその傷口からアテロームが形成され、動脈硬化を起こし、更にドロドロの血液が流れると血管が更に狭くなり、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを高めてしまいます。

βクリプトキサンチンの抗酸化作用は、循環器疾患の予防に期待があると言えます。

 

美肌成分の合成

βクリプトキサンチンは美肌成分であるヒアルロン酸との関連性も持っています。

ヒアルロン酸を増やすにはヒアルロン酸の合成を促す必要があり、その合成に必要な酵素の活性化にβクリプトキサンチンが関与していると言われます。

βクリプトキサンチンは肌の潤いを保つことに影ながらサポートしていることが考えられます。

βクリプトキサンチンには紫外線から肌を守る働きもある為、肌の老化防止に良いとされます。

 

βクリプトキサンチンは減少することも…

βクリプトキサンチンには美肌効果等、期待の多い効能があることから沢山摂取したいという思いもありますが、食習慣や生活習慣が整っていることがベースとなります。

βクリプトキサンチンを減少させる要因として過度な飲酒や喫煙が挙げられます。

βクリプトキサンチンは肝機能改善効果に期待はあるものの、アルコールの過度な摂取は活性酸素を増やす上に、βクリプトキサンチンの効能を十分に得られないと考えられます。

喫煙も活性酸素を増やす要因であり、βクリプトキサンチンが利用されてしまうことから減少へと至ってしまいます。

生活習慣病予防にも良いと言われるβクリプトキサンチンですが、不摂生で誤った食生活は寧ろ生活習慣病を招いてしまい、体質劣化とともにβクリプトキサンチンを減少させてしまうと言われます。

 

βクリプトキサンチンを含む食品

βクリプトキサンチンはみかん、デコポン、ぽんかん等の柑橘類をはじめ、パプリカ、パパイヤ、柿、唐辛子、トマト等に含まれます。

特にみかんに含有量が多い為、βクリプトキサンチンを沢山摂取出来るのは11~12月頃でしょう。

 

まとめ

βクリプトキサンチンの働きについてまとめます。

  • 骨密度低下防止
  • 免疫力アップ
  • 肝機能を高める
  • 循環器疾患予防
  • 美肌成分の合成

βクリプトキサンチンは体内蓄積期間が長いので冬場しっかりみかんを食べ手入ればβクリプトキサンチンの効能を長い期間得られるのかもしれませんが、誰もが必ずしも毎日みかんを食べるとは限りません。

また、柑橘類を食べるのが億劫という人もいます。そのような場合はみかんジュース等の柑橘系のジュースでも十分です。

ただ、みかんばかり食べることに執着することよりも、普段から野菜を意識して摂る事も健康効果や美容効果を得られるポイントです。

 
 



 
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