お白湯はお湯を沸かすだけで簡単に出来る健康法です。
とてもシンプルな健康法で、余計な食材費にお金をかける必要のない白湯による健康法は、コスパが良いものも嬉しいところです。
白湯そのものに栄養があるわけではありませんが、適度な温度の白湯は全身をも健康にすると言われます。
白湯の健康効果は血流促進から
白湯健康法は美容に良い、ダイエットに良いと言われています。
それは、身体を温めることによって全身の血流が促されるからです。
その為、次のような健康効果に期待があります。
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美容に良い
お白湯を飲むと身体が温まり、全身の血流が促されます。
血行が促進するということは、血液による栄養の運搬が円滑になるということです。
また、内臓が温められれば臓器が活動しやすくなります。
肝臓における栄養素の代謝が促進されれば、組織の形成の促進に繋がります。
肝臓での解毒作用が円滑に行われば、排泄機能を円滑に行います。
腎臓が温まれば腎機能を高まり、これによって利尿作用を促します。
そして水分補給になる上に、腸を刺激するので腸の蠕動運動を促し、老廃物の排泄を促します。
特に早朝は腸にとってのゴールデンタイムであり、朝の白湯は強いデトックス効果に期待があります。
体内の老廃物を排泄することは、皮膚トラブルの予防に繋がる為、美容に良いことが言えます。
ダイエット効果
血流促進が促されると、栄養素の運搬と促す上に身体を温めます。
身体が温まることは基礎代謝アップに繋がり、脂肪燃焼効果を促すことからダイエット効果に期待があります。
また、腸管内の老廃物排泄を促して腸内環境を整えることからも、ダイエットしやすい身体を作ります。
但し、白湯を飲むだけではダイエット効果を期待出来ません。
そのためには、ダイエットしやすい身体を作るための栄養、腸内環境改善のための食事、適度な運動や休養、リラクゼーション等が伴ってダイエット効果を発揮すると言えます。
冷え性の改善
身体が温まれば血流促進が促され、これによって冷えや肩凝り、腰痛の症状改善に繋がります。
冷え性の改善も、お白湯を飲むばかりではなく、普段から身体を冷やす食べ物を摂り過ぎたり、血液をドロドロにするような食生活を送らないことが必須です。
脂質を摂るのであればオメガ3脂肪酸やオレイン酸を摂ることを心がけ、動物性脂質を控え、トランス脂肪酸を避けておくことです。
また、白砂糖や果糖ブドウ糖液糖といった少糖類や単糖類も血液をドロドロにするため、避けておきましょう。
毛細血管の血流促進
お白湯を飲むことは、毛細血管の血流改善にも繋がる為、腎障害や末端神経障害、眼圧低下による視力低下の予防にも期待があります。
但し、これらの健康効果も生活習慣や食生活を正しくするからこそ期待があるものです。
リラクゼーション
全身の血行が良くなると、脳に栄養を運搬しやすくなります。
そのためには、ブドウ糖の摂取に伴うビタミンB1の摂取、蛋白質、ビタミンB6、鉄分、マグネシウムを摂取することです。
脳にブドウ糖が行き渡り、ビタミンB1によって代謝されると、記憶力や学習力を高めるとともに、怒りや鬱の感情への抵抗力が高まります。
また、副交感神経を優位にすることによって、血圧の上昇を抑えたり、筋肉の硬直を緩和して血流を促します。
ポイント
まずは、白湯の作り方についてです。
使うものは鍋でもやかんでもOKです。
水を用意しますが、ミネラルウォーターでも水道水のどちらでも構いません。
水道水は塩素やトリハロメタンを除去することから、煮沸による蒸発によって除去することが必要です。
水道水を用いる際は、以下の手順で白湯を作ります。
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お白湯の摂取量は1日あたりせいぜい700~800mlに留めておきます。
一度に摂る量は150ml程度にしておきましょう。
特に朝のお白湯は効果覿面です。
冷えが酷い時は生姜の擦り下ろしを加えたり、自然塩や梅干と一緒に飲むのも良いでしょう。
まとめ
白湯の健康効果についてまとめます。
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白湯による健康効果は多岐に渡りますが、その健康効果を発現するためには普段の食生活や生活習慣が整ってこそです。
そのためには適度に筋肉を付けること、腸内環境を整えること、栄養価の高い食品を摂ること、血液を綺麗にすることです。