かぼすは柑橘類の一つであり、料理の風味付けに利用されています。
かぼすにはビタミンC、カリウム、クエン酸が含まれます。
香り成分にはリモネン、テルペン、ピネンが含まれ、アロマテラピーに用いられます。
かぼすには次の健康効果に期待があります。
|
Table of Contents
疲労抑制
かぼすにはクエン酸が豊富に含まれており、その含有量はレモンの2倍と言われます。
クエン酸はクエン酸回路におけるエネルギー代謝を活性化させ、乳酸の生成を抑えることによって疲労抑制効果があると言われます。
この疲労抑制効果によって筋肉痛の症状を和らげます。
また、酸性に傾いた身体をアルカリに傾けることによっても疲れや倦怠感による症状を軽減します。
抗酸化作用
クエン酸、ビタミンCには抗酸化作用があります。
美白効果
抗酸化作用には紫外線からのダメージから守り、シミやしわ等の皮膚の老化を予防する働きがあります。
ビタミンCには日焼けによって作られた濃色メラニンを淡色メラニンにすることから、美白効果があると言われます。
また、ビタミンCはコラーゲン生成に関わることから、美肌作りに関与しています。
循環器疾患予防
抗酸化作用には血液中の中性脂肪やLDLコレステロールの酸化を抑制する働きがあります。
この働きによって動脈硬化や血栓症を予防し、脳梗塞や心疾患を未然に防ぐと言えます。
また、かぼすにはフラボノイドも含まれるため、血流改善やLDLコレステロールの低下、血管の強化によっても循環器疾患の予防に役立ちます。
癌予防
抗酸化作用は活性酸素による細胞の損傷から守ります。
また、ビタミンCにはNK細胞の働きを活性化することから、癌細胞の増殖を抑制することに期待があります。
二日酔い予防
ビタミンCはアセドアルデヒドが酢酸の分解を助ける働きがあります。
その為、アルコールの多飲による不快な症状から守ると言えます。
高血圧、浮腫みの予防
カボスにはカリウムが含まれることから、高血圧や浮腫みの予防に期待があります。
カリウムは体内のナトリウム量が過剰になると、排泄を促して血圧を正常に保ちます。
ナトリウムが排泄することによって水分の排出も促されるため、浮腫みの解消に良いと言えます。
その他
クエン酸は尿酸を酸性に傾ける働きがあることから、痛風を予防することに期待があります。
この他にもミネラル吸収の促進、殺菌作用、食欲増進効果があるとのことです。
ビタミンCは抗ストレス、免疫力アップ、鉄吸収促進、ノルアドレナリン合成等、数多くの働きがあります。
また、ビタミンCとフラボノイドは協力的な関係にあります。
かぼすにはビタミンCが豊富なうえに、ビタミンCの働きを強化することから、ビタミンCによる効能を更に効率よく得られるでしょう。
まとめ
かぼすの健康効果についてまとめます。
|