頑固で厄介なセルライトからサヨナラ出来るには?

女性の大きな悩みの一つ「セルライト」。

女性は体質的にヒップや太もも付近に皮下脂肪が付きやすくなります。

この皮下脂肪がセルライト化して固まってしまうと、食事や運動では皮下脂肪を落とせなくなり、ダイエットをしても「上半身ばかり痩せて下半身は痩せない」という悩みを深刻かさせてしまいます。

しかし、セルライトが硬くなると、それ以上に深刻事態に陥るのです。

そうならないためにも、是非、最後まで記事を最後までお読みください。





 

皮下脂肪は本来必要なもの

二の腕やヒップ、太ももに付皮下脂肪は一見女性にとって不快なように思うものです。

皮下脂肪は本来女性にとって必要なものなのです。

その役割とは以下ものです。

  • 転倒による怪我から守るためのクッションとして
  • 保温
  • ホルモンバランスの乱れや婦人科系疾患から守る
  • 妊娠中において自分の身体と胎児を守る

 

セルライトとは?

セルライトは、皮膚の真下の皮下脂肪に作られるデコボコしたもので、脂肪と溜め込んだ老廃物にコラーゲンが絡み合わさって皮膚の表面に出来たものです。

一度出来てしまうと、なかなか取れず、冷えや浮腫みの原因となってしまいます。

女性特有のものと言われていますが、新陳代謝が衰え肥満体系になってしまっている男性にも起こります。

本来新陳代謝は、栄養や酸素を毛細血管を通して脂肪細胞の一つ一つに運搬された後、不要な水分や老廃物はリンパ管へ、二酸化炭素やリンパ管で回収しきれなかった水分や老廃物は毛細血管へ流れ、便や尿、呼気等から排泄するという一連の流れがあります。

 

セルライトは全身悪化の原因に

セルライトが出来てしまうと、脂肪細胞の一部が変形して繊維化してしまっています。

組織という限られた空間の中で繊維組織が密集してしまうと、その上の皮膚が引っ張り上げられて、皮膚の表面にデコボコしたものが表れます。セルライトは全身悪化の原因にも繋がってしまいます。

セルライトは、ホルモンバランスや自律神経の乱れ、冷え、年齢による代謝の低下などにより血行不良が起こり、老廃物が溜まりはじめることによって出来はじめます。

老廃物の蓄積によって脂肪の代謝が乱れて肥大化し、脂肪組織内に脂肪を溜め込むのになるので、脂肪細胞が2~3倍に膨れてしまいます。

脂肪細胞が肥大化すると血管が圧迫され、血行不良を起こします。肥大化した脂肪細胞同士が付着し塊となります。老廃物も更に溜まるので。皮膚表面にデコボコが現れます。

 

セルライトが出来る原因

セルライトが出来る原因は運動不足、食事、不規則な生活等様々なものがあります。

運動不足

運動不足は筋肉を使わない上、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ることから、脂肪の増加に繋がります。

運動不足によって基礎代謝が下がり、脂肪が蓄積しやすい体質となり、最終的にはセルライトが出来てしまうのです。

身体に悪い食習慣

高カロリー且つビタミン、ミネラル類を含まない食習慣もセルライトの原因です。

脂質は身体に有益なものと害を与えるものがあり、その中でも身体に害を与えるものはセルライトの原因ばかりではなく生活習慣病の原因となります。

動物性脂質の摂りすぎ、トランス型脂肪酸は要注意です。

糖分もセルライトの原因となっており、御飯と麺類を組み合わせた糖質に偏った食事、濃い味付け、清涼飲料水やお菓子の大量摂取も脂肪細胞を蓄積させてしまい、セルライトの原因となります。

また、添加物や保存料を多く含む加工食品を常食することも、老廃物の蓄積させてしまう為、セルライトの原因になります。

冷え

冷えによってもセルライトは出来てしまいます。

元々冷え性に人は末梢循環が悪く、脂肪を燃焼しづらい傾向があります。

長時間立ったまま又は座ったままによって下半身に血液が行き渡らず、下半身に老廃物や余分な水分が蓄積することによって浮腫みを起こしてしまい、これがセルライトへとなってしまいます。

更に余分な老廃物や水分が排泄されないことによって代謝不良を起こし、更に冷えや浮腫みの症状を悪化させ、悪循環となってしまいます。

ホルモンの変化

妊娠や月経、更年期等、女性ホルモンの変化がセルライトに影響を与えることがあります。

ピルの服用は更にホルモンバランスを崩す為、セルライトを更に作りやすくしてしまいます。

ストレス

ストレスが溜まっていると、交感神経が優位になりアドレナリンやノルアドレナリン等の興奮物質であるホルモンを分泌させ、血管を収縮させます。

血管の収縮により血流が悪くなる上、ストレスによって多くの栄養素が消耗され、神経系、免疫系、ホルモン分泌に影響が出てしまいます。

また、更年期になって女性ホルモンが減り始めると、自律神経をコントロールしにくくなり、ストレスに対する抵抗性が弱まります。

寝不足

更に寝不足や不規則な生活リズムはストレスの原因となり、自律神経を乱してしまいます。

基礎代謝の低下

年齢を重ねると代謝レベルが低下します。

老化によって筋力が低下しやすくなり、身体がたるみやすくなります。

たるみによって血管やリンパを圧迫して老廃物の排出を妨げてしまい、排出されなかった老廃物と脂肪が混ざることによってセルライトが出来てしまいます。

喫煙

喫煙もセルライトの原因です。ニコチンは血管を収縮させ、血流を悪くしてしまいます。




 

セルライトを潰すのは逆効果

セルライトは一度出来てしまうと、中々元に戻しづらくなります。

セルライトは筋子のように卵が密集したようになって、臀部や太ももの皮膚の表面に現れたものだから、筋子の卵を潰すようにセルライトを潰せば血行が良くなって脚も細くなると思われがちかもしれません。

ところが、セルライトを潰すマッサージは逆効果なのです。

セルライトを意図的につぶしてしまうと脂肪細胞が分裂し、その分裂した脂肪細胞を保護する為にセルライトが増えてしまいます。

また、セルライトを潰すと皮膚や血管が傷つき、コラーゲンの再生機能によって脂肪をさらに大きくしてしまいます。更に内出血を起こし、あざになってしまいます。

 

セルライトの予防方法

セルライトの沈着を予防するには糖質や脂質の代謝を促し、筋肉の材料となる栄養が必要となり、身体を温め、血流を促すことがポイントです。

腹八分目の食事と適度な運動

当然高カロリー食はセルライトの原因となりますので、食事量は腹八分目を心がけます。

そして糖質が体内で利用する為のビタミンB1、脂質代謝に関わるビタミンB2、アミノ酸、蛋白質合成に必用なビタミンB6が必要です。

アミノ酸の中でも特にBCAAと呼ばれるロイシン、イソロイシン、バリンを摂取し、体内で蛋白質の生成を促すホルモンを分泌させるのに必要な中鎖脂肪酸と一緒に摂ると更に効率的です。

油は脂肪燃焼効果のある魚油やアマニ油等のオメガ3脂肪酸やオリーブオイル等の良質なものを選びます。

脂肪燃焼を促す成分には唐辛子に含まれるカプサイシン、生姜に含まれるショウガオール、葱類に含まれるアリル化合物があります。

これらには身体を温める働きもあり、生姜や葱にはビタミンB1を助ける働きもありますので、糖質代謝を促す上、肥満予防に効果的です。

野菜の中では根菜類、南瓜が身体を温めてくれます。

その他に甘酒や麹も身体を温めます。血液の流れを良くするには血液をサラサラにする青魚や大豆類を摂食的に摂ることも必要です。

普段からバランスの取れた食事を心がけ、コンビニやファーストフード、インスタント食品を控えることがセルライトを作りにくい身体を作り、健康にも繋がっていくのです。

これらに加えて、日ごろから身体を動かすことを心がけ、十分な睡眠をとります。

マッサージ

また、オイルやクリームを使って脚や腹部をマッサージして、血流を流すのも良いでしょう。

脚は足首から太ももまで、全体的に流すように行います。腹部は時計回りにゆっくり円を描くようにマッサージします。

マッサージを行う時は、手とオイルを温めてから行います。

オイルを塗るだけで気になる部分やせを目指すのなら、リープライツトリートメントオイルを活用してみましょう。

セルライトが酷い場合でも、マッサージによってかなり改善されます。


マシーンの力を借りる

それでもセルライトが改善される場合は、マシーンの力をかりると良いでしょう。

エステに通うのも一つの手ですが、コースを組まないサロンを活用する方法もあります。

いずれの方法でセルライトが改善されても、食習慣や生活習慣に気を付け、ストレスを溜め込まないように日常を送ることが大事です。

 

まとめ

セルライトが出来る原因には次のものが挙げられます。

  • 誤った食生活
  • 生活リズムの乱れ
  • ストレス
  • 運動不足
  • 喫煙などの不健康な生活習慣

その解決策には以下のものを挙げました。

  • 筋肉量を増やして脂肪燃焼を促す
  • 身体を温める食品を摂る
  • 食習慣を含め、生活習慣を改善する
  • マッサージで血流を促進する

皮下脂肪は本来女性にとって大事な役割があります。

しかし、本来健康に害を与えない皮下脂肪は、セルライトが激しくなると身体にとって深刻な事態を引き起こします。

セルライト化がそれほど酷くない場合は、ダイエットによってヒップや太ももの贅肉が比較的落ちやすくなりますが、硬くなりすぎると努力だけでは改善が困難となります。

ただ、痩せたい余りに無理なダイエットをしたり、必要以上に痩せる(BMI:18.5未満)のは寧ろ身体に良くないので、適正体重を維持するようにしましょう。

 
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