強い抗酸化作用が秘められる「チコリ酸」

チコリ酸はポリフェノールの一種で、チコリに含まれている成分です。

チコリ酸は強い抗酸化作用が注目されています。更に肝機能強化や糖尿病の予防及び悪化防止に期待がある成分として知られるようになってきました。





 

チコリ酸の働き

チコリ酸には以下の働きがあることが知られています。

  • 循環器疾患予防
  • 癌予防
  • 老化防止
  • 糖尿病予防
  • 肥満予防
  • 脂質異常症余郷
  • 脂肪肝予防

 

抗酸化作用

抗酸化作用には活性酸素によって酸化を防ぐ働きがあると言われます。

酸化防止によって血液中のコレステロールや中性脂肪を酸化抑制する為、血管内にアテローム形成されることを防ぐことに繋がります。

その為、動脈硬化や心疾患、脳血管疾患等の生活習慣病予防に期待があるとされています。

酸化抑制作用には体内で細胞が酸化されることから細胞を守る為、癌予防効果にも期待がされています。

抗酸化作用には紫外線から肌のダメージを守ることからシミやシワ、たるみ等の肌トラブルを予防する働きもあると言われます。

 

生活習慣病予防

チコリ酸にはインスリン抵抗性AST、ALT値の改善、コレステロール値及び中性脂肪値の改善に期待があるとされています。

インスリン抵抗性によってインスリンが分泌されているにも関わらず、血糖値や中性脂肪が上がると糖尿病や脂質異常症、肥満、脂肪肝に罹るリスクが上がります。

また、中性脂肪が過剰になると肝臓に蓄積することによって脂肪肝に至る他、糖化を起こしやすくなり、更に糖化によって糖尿病の合併症リスクを高めてしまいます。

特に肝臓の検査データは肝臓そのものに異常があっても異常値を呈さない為、症状が現れてからは手遅れとなってしまいます。

そして脂肪肝に罹りそのまま放置すると肝硬変に至ってしまいます。

また、非アルコール性肝硬変の場合、肝臓における鉄代謝機能が衰え、更に活性酸素の増加や鉄分の摂取によって肝機能を悪化させてしまいます。

肝機能が悪化すると本来肝臓が持っている機能を果たせなくなってしまう為、三大栄養素の代謝や解毒作用、胆汁の生成等を正常に行えなくなります。

チコリ酸にはこのような症状を予防及び改善することに注目されています。

 

まとめ

チコリ酸についてまとめます。

  • 循環器疾患予防
  • 癌予防
  • 老化防止
  • 糖尿病予防
  • 肥満予防
  • 脂質異常症余郷
  • 脂肪肝予防

チコリ酸の作用はまだまだ解明されていない部分が多く、今後発見されるだろうとする働きに期待があります。

身体に良い成分とはチコリ酸に限ったことではないので、日ごろの食生活から生活習慣病を予防するための努力は欠かせません。

その為には、好きなものを好きなだけ食べて疾病に罹ってから特定の成分を集中的に摂っても身体には何のメリットもありません。

チコリ酸も健康を維持する為の成分の一つとして知っておくと良いでしょう。

 
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